2025/07/08

Taiwan Today

文化・社会

群馬県の各自治体、マンゴー計1,040箱を共同購入で台南市を応援

2021/07/23
群馬県みなかみ町は今年も、友好都市協定を結ぶ台湾南部・台南市からアップルマンゴー(愛文芒果、アーウィン種)を購入した。写真左上は台南産マンゴーをアピールする黄偉哲市長。群馬県の各自治体による共同購入は計1,040箱、3,200㎏に達した。(台南市サイトより)
日本の群馬県みなかみ町は今年も台湾南部・台南市からアップルマンゴー(愛文芒果、アーウィン種)を購入した。みなかみ町による台南産マンゴーの購入は今年で連続8年目となる。しかも今年は、群馬県庁、群馬県商工会連合会、それに周辺自治体である甘楽町、昭和村、安中市、片品村、川場村、沼田市も共同購入に参加。購入量は計1,040箱、3,200㎏に達した。実際の行動によって、友好都市協定を結ぶ台南市を応援した形だ。
 
アップルマンゴーの産地である台南市は、毎年6月に台南国際マンゴーフェスティバルを開催している。このイベントには、群馬県みなかみ町、静岡市富士宮市といった日本各地の友好都市が、訪問団を率いて参加するのが恒例となっている。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同フェスティバルは初めて中止に追い込まれた。その代わり、みなかみ町は6月上旬、台南産農産品のマーケティングに力を入れる台南市の黄偉哲市長の熱意に応えるため、周辺自治体に呼び掛けて台南産パイナップル13.44トンを共同購入。それに続いて台南産マンゴーも共同購入した。
 
台南市が22日に発表したニュースリリースによると、黄偉哲市長は「日本政府は3回にわたり、台湾に合計334万回分ものワクチンを供与してくれた。これは、苦難を分かち合い、助け合うという台日の深い友情を証明するものだ。みなかみ町役場や群馬県庁をはじめ、県内多数の自治体がマンゴーの共同購入に参加し、台南市を応援し、そして台南産マンゴーのプロモーションを手伝ってくれた。これにより、より多くの日本人が台南産マンゴーのおいしさを知ることができた」と感謝している。
 
台南市では、みなかみ町役場から派遣されている阿部真行さんが「対日事務相談顧問」として働く。阿部さんの仲介により、みなかみ町や群馬県の人々は地元の観光協会などの組織を通して、台南産マンゴーを直接購入できるようになっている。みなかみ町ではまた、観光スポット「たくみの里」、「みなかみ水紀行館」、道の駅「月夜野矢瀬親水公園」などでマンゴーの販売会を開催。これらの施設を訪れる人たちが競うように購入していったという。
 

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