2025/07/01

Taiwan Today

文化・社会

嘉義城隍廟、神様「城隍爺」の誕生日に神様のミニフィギュア

2021/09/03
左から「小楽桃」、「范将軍」、「城隍爺」、「謝将軍」のミニフィギュア。嘉義市東区(台湾中南部)の城隍廟が、旧暦8月2日(今年は新暦9月8日)に誕生日を迎える「城隍爺」への誕生日プレゼントとして作った。(中央社)
嘉義市東区(台湾中南部)にある城隍廟は2日、「楽桃城隍」と名付けた神様のミニフィギュアシリーズを発表した。「楽桃」は嘉義の古い名称「桃城」に由来する造語。ミニフィギュアになったのは「楽桃城隍」をイメージしたキャラクター「小楽桃」、城隍廟が祀る神様「城隍爺」、それに仕える神様「范将軍」、「謝将軍」の4つ。旧暦8月2日(今年は新暦9月8日)に誕生日を迎える「城隍爺」への誕生日プレゼントとして作った。
 
嘉義城隍廟は2日、このミニフィギュアシリーズを発表するため、全長425センチメートルもする「小楽桃」のエアマスコットを制作し、廟の前にある広場に設置した。ステージに「小楽桃」、「城隍爺」、「范将軍」、「謝将軍」の着ぐるみが登場すると、嘉義市の黄敏惠市長も飛び込み参加し、会場を盛り上げた。
 
嘉義市では今年、「台湾デザイン展(Taiwan Design Expo)」が開催される。このため嘉義市は今年を「デザイン元年」と位置付けている。嘉義城隍廟が、神様などをキャラクター化したミニフィギュアシリーズを発表したのもこのためだ。
 
嘉義はかつて「桃城」と呼ばれ、市のシンボルにもなっている中央噴水池は「桃仔尾」と呼ばれていた。ミニフィギュアシリーズの名称となっている「楽桃城隍」は、快楽、桃城、城隍の文字をつなげて作った造語だ。「楽桃城隍」の4文字には、「城隍爺」が桃城(=嘉義)を守り、人々が楽しく幸せに暮らせるように、との願いが込められている。
 
嘉義城隍廟は清の時代に建立された。嘉義の街を守り続けて300年以上になる。城隍廟が主神として祀る神様「城隍爺」は旧暦8月2日に誕生日を迎える。
 

ランキング

新着