中華民国護理師護士公会全国聯合会（看護師の同業者組合）、台湾護理学会が主催する「110年国際護師節聯合慶祝大会（=2021年国際看護師の日合同祝賀大会）」が12日に開かれ、蔡英文総統がビデオメッセージで祝辞を寄せた。「国際看護師の日」は5月12日だが、今年はコロナ禍のため祝賀大会は延期となっていた。
蔡総統は祝辞で、看護師たちがこの1年余り、全力で感染症対策に取り組んでくれたことに感謝し、これからも政府と一丸となってウイルスを封じ込め、台湾を守っていって欲しいと期待を寄せた。以下は祝辞の全文。
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本日、「国際看護師の日合同祝賀大会」の開催に当たり、まずはあらゆる受賞者、表彰を受ける看護師たちを祝福します。そして、皆さまのおかげで、私たちが質の高いヘルスケアを受けられることに感謝します。
この機会に改めて、看護師の皆さまに感謝したいと思います。過去1年余り、皆さまは全力で感染症対策に取り組んできました。太陽が照り付ける屋外の検体採取所、新型コロナウイルスの感染者を受け入れる医療機関、あるいは大勢の人々の対応をするワクチン接種会場など、至るところで看護師たちの専門的な献身を見ることができました。そして、私たちは新型コロナウイルスの急速な感染拡大の波を再び乗り越えることができました。皆さま、お疲れ様でした！
現在、新型コロナウイルスの感染拡大は完全に収束したわけではありません。決して気を抜くことはできません。皆さまにお願いします。政府と一丸となってウイルスを封じ込め、台湾を守ってください。政府はこれからも看護師たちの職場環境の改善に取り組み、皆さまの職業上の安全を保障していきます。
最後になりますが、皆さまの貢献と苦労に対し、重ねて感謝申し上げます。自分と自分の家族の健康を守ることも決して忘れないでください。この大会の成功をお祈りして、私の挨拶に代えさせていただきます。皆さま、ありがとうございます。