2025/06/08

Taiwan Today

文化・社会

教育部、ホストファミリーで外国人留学生を受け入れて12年

2021/11/15
教育部(日本の文科省に類似)は13日、「台湾ホストファミリー・プログラム」の実施から12年を迎えるのを機に、過去12年間の成果を振り返った。写真はホストファミリーとの再会を喜ぶ留学生たち。(写真:外交部)
教育部(日本の文科省に類似)は13日、「友善台湾-境外学生接待家庭専案計画(台湾ホストファミリー・プログラム)」の実施から12年を迎えるのを機に、これまでに数多くの外国人留学生(中国・香港・マカオを含む)を受け入れてきた15のホストファミリーを招き、過去12年間の成果を振り返った。
 
外国人留学生のケアを重視する教育部は、2010年よりこのプロジェクトを開始し、留学生の世話をしたり、ホームビジットを受け入れるホストファミリーの育成に力を入れてきた。台湾の人々が海外の多様な文化に接触する機会を作り、同時に外国人留学生がより台湾の社会を理解できるようにするのが狙い。このプロジェクトで育成したホストファミリーは4,642家庭。そのうち3,645家庭がすでに、世界106か国・地域からやってきた外国人留学生6,640人と交流を持っている。
 
13日に行われたイベントでは、インドからやってきた留学生のDandage Harshad Kumarさんが中国語で、「初めてホストファミリーと会ったとき、彼らはとても情熱的なハグをしてくれた。私は台湾の人々のフレンドリーさや親切が、本で読んだものを上回ることを強く実感し、とても深い印象を受けた。ホストファミリーはいつも自分を家族同様に扱ってくれた。学業、仕事、そして恋愛に至るまで、台湾でホストファミリーと生活の苦楽を共有できたことをとても嬉しく思い、感謝している」と述べた。
 
ホストファミリーになって11年になるという黄さんは、これまでにインド、クロアチア、フランス、ベトナムなど19か国の留学生を受け入れてきた。黄さんは「彼らが台湾で学び、卒業し、仕事を得て、そして結婚し、子どもを産むのを見てきた。ホストファミリーのお母さんだった自分もおばあさんになった」とこの11年間を振り返り、留学生たちと結ばれた縁の貴重さを実感していると述べた。そして「ホストファミリーとしてこれからも、もっと多くの留学生たちの心を温めていきたい。そして巣立っていった留学生たちに、たびたび『里帰り』して欲しい。台湾は永遠に彼らにとって第二の故郷だから」と述べた。
 

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