2025/06/13

Taiwan Today

文化・社会

中正紀念堂で特別展「蒋介石総統と台湾」、来年2月7日まで

2021/11/23
国立中正紀念堂(台湾北部・台北市)3階のギャラリーで22日より、蒋介石元総統と台湾の関係をテーマにした特別展「蒋中正総統與台湾特展」が始まった。写真右は文化部の李永得部長。左はこの特別展を企画した国立政治大学台湾史研究所の薛化元教授。(文化部サイトより)
故・蒋介石元総統を記念して建てられた国立中正紀念堂(台湾北部・台北市)で22日より、蒋介石元総統と台湾の関係をテーマにした特別展「蒋中正総統與台湾特展」が始まった。
 
開幕記者会見に出席した文化部(日本の文科省に類似)の李永得部長(=大臣)は、「この特別展は台湾で初めて蒋介石元総統と台湾の関係をテーマに企画されたものだ」と前置きした上で、「蒋介石元総統は悪いこともたくさんしたが、少しは良いこともした。良いことであれ悪いことであれ、すべて文献、公文書、史料が客観的に示してくれる」と述べた。また、「蒋介石元総統は『殺人魔(=殺人鬼)』と『民族救星(=民族の救世主)』という両方の評価を持つと言える。これほど極端な評価については、各種の史料を証拠としてその功罪を検証する必要がある」と述べた。
 
李永得部長はさらに、「関連の文献や公文書は非常に多いが、それを限りある展示空間に整理してまとめた。さまざまな歴史観を持つ人が、この展示を通してそれぞれの解釈を持つことだろう」と述べた。
 
特別展は即日から翌年2月7日まで開催されている。場所は国立中正紀念堂3階のギャラリー。
 

ランキング

新着