2025/06/15

Taiwan Today

文化・社会

アイルランドで台湾現代民族音楽の父・郭芝苑のコンサート、日本人ピアニストも参加

2022/04/14
台北駐アイルランド代表処の楊子葆代表(大使に相当。写真左)は、アイルランドを訪問中の僑務委員会の徐佳青副委員長(中央)とともに、5月5日にダブリンで、台湾の作曲家・郭芝苑を記念する音楽会を開くことを明らかにした。(台北駐アイルランド代表処)
4月12日は台湾現代民族音楽の父と称される作曲家・郭芝苑(1921-2013年)の命日だ。台北駐アイルランド代表処(アイルランドにおける中華民国大使館に相当)はこのほど、5月5日にアイルランドの首都ダブリンにある聖バーソロミュー教会で、「郭芝苑記念音楽会」を開催することを明らかにした。台湾の作曲家の作品がアイルランドで公開演奏されるのは初めてのこと。音楽会は文化部(日本の文科省に類似)と郭芝苑音楽協進会の協力を受けて開催される。
 
郭芝苑は1921年、日本統治時代の台湾で生まれ、2013年に亡くなった。1955年5月5日に発表した「台湾土風交響変奏曲」は、台湾人の作曲家が、台湾で初めて発表した交響曲である。
 
台北駐アイルランド代表処によると、この音楽会では郭芝苑の作品が持つ多様性を表現するため、日本人ピアニスト・奥田奈美さんと、イタリア在住の台湾人ソプラノ歌手・左涵瀛さんを招く。左涵瀛さんは郭芝苑が作曲した台湾語の声楽作品6曲を歌う。
 
奥田奈美さんは日本の東京芸術大学を卒業。郭芝苑も東京芸術大学で作曲を学んでおり、郭芝苑の後輩に当たる。

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