世界の高校生を対象にした生物学の国際的なコンテスト「第33回国際生物学オリンピック」が7月10日から18日までアルメニアのエレバンで開催された。世界65カ国・地域から62チーム、計238人が参加する中、台湾代表として出場した高校生4人は金メダル3個、銀メダル1個を獲得した。
金メダルを獲得したのは台北市立建国高級中学(=高校)の黄與真さん、国立嘉義高級中学の劉宸安さんと黄亮昕さん、銀メダルを獲得したのは台中市立第一高級中学の胡凱捷さん。なお、個人成績及び国別順位はまだ発表されていない。
台湾は1999年以降、国際生物学オリンピックに台湾代表を派遣し、毎年優れた成績を収めている。現在までの成績は金70、銀23、銅3となっている。来年の開催国はアラブ首長国連邦。
また、7月10日から17日までスイスの主催で行われた「第52回国際物理オリンピック」には、世界75カ国・地域から75チーム、計368人の生徒が参加。台湾代表として出場した高校生5人は、金メダル2個、銀メダル3個を獲得。国別順位は昨年より1位上げて4位となった。
金メダルを獲得したのは台中市立第一高級中学の林奕廷さん(個人成績11位)と林韋辰さん(個人成績14位)、銀メダルを獲得したのは台北市私立延平高級中学の林順文(個人成績45位)、台北市立建国高級中学の楊祐宇(個人成績63位)、台中市立第一高級中学の呉昀諺さん(個人成績70位)だった。
今年の国際物理オリンピックはベラルーシで開催される予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻の影響を受け、開催直前になってスイス主催、オンライン方式での開催に変更となった。
台湾は1994年以降、国際物理オリンピックに台湾代表を派遣している。現在までの成績は金79、銀32、銅18、入賞8となっている。来年の開催国は日本。