ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のPOOL Aが3月8日、台中インターコンチネンタル球場(台湾中部・台中市)で開幕する。陳建仁行政院長(=首相)は13日、雲林県立斗六球場を訪れ、練習前の代表チームを激励。陳行政院長は選手たちがベストを尽くし、好成績を挙げ、決勝戦へと駒を進めることで世界に台湾を見せられるようにと願った。
陳行政院長は、「野球は台湾にとっての『国球』(球技の国技といった意味)だ」とした上で、若いころには度々徹夜して代表チームが海外で行う試合を観ていたことを明かした。陳行政院長は、「相手を三振に切って取ればたちまち興奮し、少年野球で代表チームの選手が本塁打を打とうものなら気持ちが高ぶって眠れなかった。野球は間違いなく台湾の人たちと共に成長し、人々を元気づけた。野球選手たちの努力によって台湾の野球は世界で輝き、同時に全世界に台湾を見せつけたのだ」と自身の野球に対する想いを語った。
また陳行政院長は今回の代表チームが台湾プロ野球のほか、日本と米国でプレイする台湾出身の選手たちによるものであることに触れ、一致団結して奮闘することで必ずや好成績を挙げてくれるだろうと期待。日本の東京ドームでの準々決勝ラウンド、そして米国での決勝戦へと駒を進め、国民の熱い期待に応えられることを祈った。