2025/04/28

Taiwan Today

文化・社会

横浜中華学院理事長らが国父紀念館を訪問

2023/03/25
国立国父紀念館を訪れた日本・横浜中華学院の羅鴻健理事長(左2人目)らは、孫文銅像に花を手向けて敬意を表した。(文化部ニュースサイトより)

神奈川県・横浜中華街にある横浜中華学院の羅鴻健理事長、杜文劍校長、馮彦国秘書長ら3人は23日午前、台湾北部・台北市の国立国父紀念館(文化部所属)を訪問した。一行は、館内にある中華民国の国父、孫文の銅像に花を手向け敬意を表し、海外で生活する華人の孫文への尊敬の念や追憶を蘇らせた。一行はまた、孫文ゆかりの資料や大会堂(コンベンションホール)も参観し、2022年に創立50周年を迎えた同館の記念フィルム、「迎向新猷-建館50週年(心新たに創立50周年を迎える)」を鑑賞した。2022年11月には、国父紀念館の王蘭生館長らが、横浜中華学院を訪問した。双方の交流は、世界にある孫文ゆかりの施設を通じての交流を促進し、台湾と日本の教育・文化交流を深める目的がある。

王蘭生館長は交流座談会で、「今年は国父紀念館の創立51周年で、国父記念校とも呼ばれる横浜中華学院の創立126周年にあたる。双方とも国父の名をかたっている。羅鴻健理事長と杜文劍校長は、台湾と日本の教育に関するより緊密な協力関係を構築し、今後、横浜中華学院において国父紀念館の貴重なコレクション展示や学術活動を開催できるよう望んでいる。横浜中華学院の生徒が台湾へ留学できるような制度を整えたい」との期待を語った。

国父紀念館は、2021年3月に行われた横浜中華学院新校舎落成記念式典の際、同館が所蔵する孫文の書「天下為公(天下をもって公を為す)」の貴重なレプリカを贈呈し、両国の友好の証と歴史的意義を示した。また2022年11月に開催された「創立50周年記念国際シンポジウム」において、オンライン上で参加した横浜中華学院は、開会式で談話を発表し、交流をはかった。

日本で初めての中華学校、横浜中華学院が「国父記念校」とも呼ばれるのは、1897年、訪日していた孫文によって、華僑の児童・生徒たちの教育の場として設立されたことによる。同校は、1968年に学校法人の資格を取得、同年9月、中華民国僑務委員会より認可を得た。歴史的にも大きな意義を持つことから、中華民国政府より「国父記念校」の名称を使用することが認められている。

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