2025/04/28

Taiwan Today

文化・社会

国家発展委員会档案管理局がイコモス(ICOMOS)と国際公文書館会議(ICA)に加盟

2023/04/20
国家発展委員会档案管理局(=公文書管理局)は今年、国際記念物遺跡会議(ICOMOS/イコモス)と「国際公文書館会議(ICA)」への加盟を果たした。国際参与を通して台湾の公文書管理の成果を諸外国と共有し、世界における台湾のプレゼンスを高めることを目指す。(国家発展委員会)
国家発展委員会档案管理局(=公文書管理局)は今年より、国際記念物遺跡会議(ICOMOS/イコモス)に加盟した。また、新たに設置した「档案国際交流中心(=公文書国際交流センター)」を通して、世界各国の公文書管理機構および公文書管理者が交流や情報交換を図る「国際公文書館会議(ICA)」への加盟も果たした。国家発展委員会の龔明鑫主任委員は、「国際参与を通して台湾の公文書管理の成果を諸外国と共有し、世界における台湾のプレゼンスを高めたい。同時に、諸外国と足並みをそろえることで、持続可能な公文書保存や公開・応用なども促していきたい」としている。
 
蔡英文総統は今月、米ニューヨークを訪問した際、シンクタンクのハドソン研究所から「グローバル・リーダーシップ・アワード」を受賞した。蔡英文総統はその際、台湾がこれからも国際参与へ向けた努力を続けることの重要性を訴えた。国家発展委員会は19日に発表したニュースリリースで「公文書は国のインテリジェンスな遺産であり、民主化の重要なシンボルでもある」とし、それに関連する国際組織に正規会員として加盟できたことを喜んだ。国家発展委員会はまた、「公文書と国家発展の経験を結び付け、台湾の進歩と民主化の優れた成果について世界にアピールしたい」と意気込んでいる。
 
「国際記念物遺跡会議(ICOMOS/イコモス)」は国連教育科学文化機関(UNESCO/ユネスコ)の諮問機関であり、「国際公文書館会議(ICA)」は強い影響力を持つ公文書に関する国際組織。このため国家発展委員会は、専門性の高い国際的なプラットフォームでの対話と交流に参加することで、台湾が取り組む透明性が高い開かれた政府について、より正確な情報を伝えることができると期待を寄せている。
 
なお、台湾では2025年に、台湾で初めてとなる国家档案館(=国立公文書館)が完成することになっている。
 

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