日本で7日から12日まで行われた第64回国際数学オリンピック(IMO2023)で、台湾から参加した学生6名が金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル1個を獲得、112カ国(参加者618人)のうち総得点での国際順位は10位だった。台湾の学生では台北市立建国高級中学(=高校)の2年生、江恩驊さんの成績が最もよく、金メダルを獲得したほか個人の総合順位でも28位だった。
教育部国民及学前教育署(国民教育及び就学前教育署)によると、国内の大学教授20名あまりからなる指導チームが台湾の代表チームのトレーニングを担当。教授らは1,894名の学生から最終的に6名を代表に選出し、国立台湾師範大学の林延輯副教授と国立陽明交通大学の高竹嵐副教授がそれぞれ団長と副団長を務め、国立高雄師範大学の葉均承副教授と国立清華大学の李俊璋副教授、2019年の国際数学オリンピックで銅メダルに輝いた(現在は国立台湾大学に進学)蕭明さんが問題の翻訳や成績に関する仲裁などをサポートするためチームに同行した。今年の国際数学オリンピックは7日に開幕、12日午後に閉幕式及び授賞式が行われた。台湾の代表チームは14日に帰国する予定だという。