スコットランドの首都エディンバラで開催される芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」（8月4日～28日開催）のうち、台湾の芸術を紹介する「台湾シーズン（Taiwan Season、中国語表記は台湾季）」がこの8月、盛り上がりを見せている。「台湾シーズン」の開催は、今年で10年目を迎える。
今年の「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」でも、文化部によって選抜された台湾のパフォーマンス団体が、世界70カ国以上からやってきた団体と3,000を超える公演を行っている。また、今月14日にはパレードや「台湾の夜」と題するレセプションを開催したほか、18日には「台湾シーズン・フォーラム」を開催。劇場関係者やキュレーター、パフォーマンス団体などによる専門性の高い交流が行われた。フォーラムには「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」のChief Executiveを務めるShona McCarthy氏も出席し、10年間にわたって有効なモデルを築いてきた「台湾シーズン」を称賛するとともに、次の10年間に期待を寄せた。
「台湾シーズン・フォーラム」は、文化部駐英代表処文化組（=英国における文化部の事務所）が「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」の「台湾シーズン」開催に合わせ、2020年から実施しているもの。「台湾シーズン」に参加するために台湾の多数のパフォーマンス団体がエディンバラに集まり、１か月間にわたって公演を行う時期にフォーラムを開くことで、国内外のパフォーマンスのプロたちが現地で交流を深められるようにしている。出席者が台湾のパフォーマンス・アートの最新状況について理解を深め、「台湾シーズン」のブランドのプレゼンスを高めるのにも貢献している。
今年のフォーラムでは「台湾シーズンの10年間：挑戦、成果、そして変化」をテーマに、「台湾シーズン」の最初の10年間の発展の経験、観察、評価が議論された。
「台湾シーズン」フェイスブック：https://www.facebook.com/taiwanseasonedfringe/
「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」公式サイト：https://tickets.edfringe.com/whats-on#q=%22Taiwan%20Season%22