2025/05/24

Taiwan Today

文化・社会

国慶節祝賀大会に日本の農大二高「エメラルドナイツ」が出演、台日の友情つなげる

2023/09/05
中華民国の建国紀念日に相当する双十国慶節祝賀大会(10月10日)に、今年は日本の東京農業大学第二高等学校吹奏楽部「エメラルドナイツ」(写真)が出演することになった。昨年は京都橘高等学校が招かれており、日本のマーチングバンドの出演は2年連続に。(中華文化総会サイトより)
10月10日の双十国慶節(中華民国の建国紀念日に相当。台湾では双十国慶日と称する)の祝賀大会の準備を担当する国慶籌備委員会(以下、準備委員会)が4日、国慶節祝賀大会のテーマとメインビジュアルに関する記者会見を開催した。同委員会の花敬群秘書長(=事務局長)と同委員会大会処の曹守全処長が出席した。
 
花秘書長によると、今年のメインビジュアルは米グラミー賞で最優秀アルバムパッケージ賞に輝いた李政瀚さんと于薇さんに制作を依頼、今年の大会テーマである「民主台湾 堅靭永続 2023 TAIWAN NATIONAL DAY」に合わせたデザインとなった。メインビジュアルの色彩には赤・青・白の「国旗三原色」を中心に、「海納百川」(海の雄大さを表す言葉)を象徴する「海水藍」(マリンブルー)、廟宇(神社仏閣)を表す「磚牆紅」(レンガの赤)、伝統的な「野台戯」(野外ステージで行われる伝統的なお芝居)に見られる「戯台紅」(舞台の赤)が加えられ、台湾文化の深みと美学を示す。また、全体的な色の組み合わせとデザインで、国旗が空に舞う際の光の反射や自信を表現。旗が風を受けてはためくとき、光と影が様々な濃淡を生み出すことで、情熱と多元性、団結、断じて恐れることのない決意、台湾の民主の価値を象徴するという。
 
また今年の国慶節祝賀大会における演目は「民主自由、堅靭為国、相互扶持、国際友好」(自由民主/強靭な国/支え合い/各国との友好関係)の4つの軸に沿って計画。オープニングは今年、米国で行われたWAMSBマーチングバンド世界大会で準優勝し、最優秀カラーガードにも選ばれた台北市立建国高級中学(=高校)の生徒を中心とした合同チームが担当する。
 
さらに台日の「友好ブーム」を継続、昨年の祝賀大会で大評判となった「オレンジの悪魔」、京都橘高等学校に続いて、今年は準備委員会と中華文化総会が東京農業大学第二高等学校吹奏楽部「エメラルドナイツ」に出演を要請。台湾と日本の揺るぎのない友情と青春の魅力を大会に届けるという。「エメラルドナイツ」の訪台は10月6日が予定されている。
 
 

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