2025/07/17

Taiwan Today

文化・社会

10/8に「エメラルドナイツ」を迎える高雄市、歓迎の準備着々と

2023/10/02
高雄市は、日本の東京農業大学第二高等学校(群馬県高崎市)吹奏楽部「エメラルドナイツ」の訪問を歓迎する準備を着々と進めている。「エメラルドナイツ」は8日に高雄港第7ふ頭で公演を行う。(高雄市)
10月10日の双十国慶節(中華民国の建国記念日に相当)祝賀大会でパフォーマンスを披露することになっている日本の東京農業大学第二高等学校(群馬県高崎市)吹奏楽部「エメラルドナイツ(中国語表記は翡翠騎士)」は、今月6日に台湾入りし、8日に台湾南部・高雄市の高雄港第7ふ頭で公演を行う。高雄市は歓迎の準備を着々と進めている。
 
高雄市によると、高雄市は市を挙げて「エメラルドナイツ」を歓迎するため、主な道路や、高雄メトロ、路線バス、ライトレールなどの公共交通機関の各駅・停留所、それに各学校などに「翡翠騎士前進大港(=エメラルドナイツが高雄にやって来る)」と書かれたポスターや看板などの設置を進めている。
 
また、「エメラルドナイツ」の一行に高雄市で良い思い出を作ってもらうため、市は地元の若い起業家とのコラボで、一行にプレゼントするメッセージカード、シール、それに吹奏楽の楽器をモチーフにしたキーホルダーなどを製作した。シールは、高雄市のキャラクター「高雄熊」が吹奏楽の楽器と「エメラルドナイツ」のエンブレムを手にしたデザインとなっており、カードにはぬくもりが伝わる手書きの文字で「台日友好 高雄からずっと心をこめて応援します」と書かれてある。
 
高雄市はまた、日本からやって来る高校生たちに高雄らしさを感じてもらおうと、大漁旗をイメージしたトートバッグ作りを体験してもらうことにしている。大漁旗は航海の安全や祝福などの願いを込めたカラフルな旗で、日本統治時代に台湾に持ち込まれた。台湾で独自の発展を遂げ、台湾オリジナルの色合いや図柄が使われるようになっている。日本の高校生たちに、高雄の大漁旗をイメージしたトートバッグを作って記念に持ち帰ってもらうことで、こうした高雄の文化をより多くの人に知ってもらいたいと考えている。
 
高雄市行政・国際処の張硯卿処長は、「高雄市は最大の情熱とおもてなしの心で『エメラルドナイツ』の一行を全力で歓迎する。高雄でのDIY体験や、高雄の若い起業家とのコラボによるオリジナル記念品などで、日本の高校生たちに良い思い出をたくさん作ってもらいたい。そして次は、これらの生徒たちが家族や友達を連れて高雄を再訪するよう期待している」と述べている。
 

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