9月に米国のオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の決勝に進出、SNSで話題沸騰となり、世界からも人気を集めている日本の女性ダンスグループ「アバンギャルディ」が、台湾の中華文化総会の製作による特別番組、「WE ARE 我們的除夕夜」に出演することが決まった。番組は、来年の2月9日(旧暦の大みそか)に放送される。収録のため、まもなく4日間の日程で台湾を訪れるアバンギャルディは、今回オファーを受けて同番組に出演する唯一の海外グループだ。
中華文化総会の李厚慶秘書長は、「アバンギャルディは、元大阪府立登美丘高等学校のダンス部コーチで振付師のakaneがプロデュースするダンスグループ。そのパフォーマンスは、統一感がありながらユニークで大きなインパクトを与える。メンバー全員がおかっぱ頭に制服を着て、謎に満ちた雰囲気を醸し出している。夏には米オーディション番組において、異才を放ったダンスで大きな注目を集めた。同番組を見て、中華文化総会は関心を持ち、台湾での番組出演を打診した」と説明した。
李厚慶秘書長によると、アバンギャルディは「日本魂」を台湾に届けるとして出演を快諾した。アバンギャルディと台湾のアーティストとのユニークなパフォーマンスを通じて、両国の友情や熱き火花を散らしてほしいと期待を寄せている。アバンギャルディは台湾訪問中、台湾北部・台北市の旧市街、大稻埕など北部の名所で収録を行う。パフォーマンスは組曲形式で構成される予定だ。
今回は、振付師のakaneのほか、スタッフ2名、メンバー19名の総勢22名が台湾を訪れる。アバンギャルディのメンバーの平均年齢は21歳、うち10名が、登美丘高校の卒業生。台湾の滞在時間は4日足らず、予定撮影時間は48時間にも満たないことから、番組制作チームにとっても大きなチャレンジとなる。李厚慶秘書長は、アバンギャルディのパフォーマンスによって、よりインパクトを与えられる番組となり、台湾北部の主要なランドマークにおけるパフォーマンスを通じて、世界中からより多くの観光客を誘致できるよう望んでいると述べた。