2025/07/01

Taiwan Today

文化・社会

今年の台北国際ブックフェアは2/20開幕、テーマ国はオランダ

2024/01/03
今年の台北国際ブックフェアは、来月20日に開幕する。文化部は、様々な趣向をこらし、多くの読書家の来場を促して、出版業界を盛り上げたい考えだ。(文化部フェイスブックより)

2024年「第32回台北国際書展(台北国際ブックフェア)」が2月20日(火)から2月25日(日)まで、台北市信義区の台北世界貿易センター第1展示ホールで開催される。今年のテーマは「閱讀造浪(Catch the Reading Wave)」で、テーマ国はオランダ。

財団法人台北書展基金会によると、入場料は昨年より値上がりし、一般が150台湾元(約700日本円)、優待券が100元(約460日本円)となった。文化部(日本の文科省に類似)は、チケットの全額は引換券を発行するとしている。この金券は、来場当日、ブックフェアにおいて一度限りの使用が可能だ。多くの読書家の来場を促し、出版業界をサポートする狙いだ。

文化部は入場料の値上げについて、「台北国際ブックフェアは、過去20年間一度も値上げしたことがない。台北書展基金会は、長年にわたって慎重に判断し、台北市内で開催された展示会を参考に、アフターコロナ時代を迎えた今年、入場料の調整に踏み切った。豊富なリソースを活用し、国際的な展示会としての質を向上させ、出版業界を支援したい」と説明した。

尚、18歳以下の台湾の若者は、入場無料となる。さらに、台北国際ブックフェアが始まる数週間前には、16歳から22歳の台湾市民を対象にした電子クーポン「文化幣(カルチャー・ポイント)」の配布が始まる。「文化幣」とは、文化部が配布する電子クーポンで、展覧会、舞台、本の購入など文化・芸術関連の消費に充てることができる。この「文化幣」の提示で、ブックフェアの入場が無料となる。

また、台湾高速鉄道(新幹線)か台湾鉄道(在来線)で桃園以南、あるいは宜蘭・花蓮・台東からやってきたことを証明する当日の使用済み切符を提示すれば、入場が無料となる。1月上旬からは、セブンイレブン(ibon)、Klookの予約プラットフォームで入場券の予約販売を開始する。

詳細は公式ホームページ(https://www.tibe.org.tw/)またはフェイスブック(https://www.facebook.com/taipeibookfair)に掲載されている。

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