2025/06/24

Taiwan Today

文化・社会

「台湾安倍晋三友の会」第2回奨学金の日本人留学生9名、高雄市を訪問

2024/01/24
台日関係の促進を目指す民間団体「台湾安倍晋三友の会」の第2回台湾遊学奨学金を受給する日本人留学生9名が22日、高雄市の陳其邁市長(写真中央)を表敬訪問した。(高雄市)
台日関係の促進を目指す民間団体「台湾安倍晋三友の会」の葉建揚執行長、詹彩虹理事、日本の産経新聞台北支局の矢板明夫支局長は22日、第2回台湾遊学奨学金を受給する日本人留学生9名を連れて高雄市の陳其邁市長を表敬訪問した。陳其邁市長は、「台湾安倍晋三友の会」が設立以来、台日交流の促進に取り組んでいることに感謝した。
 
陳其邁市長はまず、石川県能登地方で発生した地震についてお見舞いの言葉を伝えるとともに、台湾の政府が開設した義援金口座に市民から4億台湾元以上、日本円にして18億円相当が寄せられたことに言及(訳注:19日までに集まった実際の義援金は約5.4億台湾元≒約25億日本円)し、台湾と日本の友情は切っても切れないかたい絆で結ばれていると強調した。陳市長はまた、「台湾の人々は台湾に関心を寄せてくれた安倍晋三元首相に大変感謝している。高雄には台湾で最初に安倍元首相の銅像が設置され、安倍元首相への敬意が示された。これからも台湾と日本は安全保障や経済・貿易分野などで連携を強め、お互いが困ったときには支援の手を差し伸べ、そしてその友情をさらに揺るぎないものにしていきたい」と抱負を語った。
 
「台湾安倍晋三友の会」第2回奨学金を受給する日本人留学生の一人、銘伝大学で観光を学ぶ牧田悠希さんは、過去に自転車やバイクで台湾一周をした経験について語り、高雄の人々の情熱に強い感銘を受けたと述べた。また、台湾師範大学東アジア学科で学ぶ杉野元亮さんは、たくさんの驚きや発見がある高雄の市場が好きだと述べ、台湾と日本、高雄と日本の関係がますます良くなるよう期待を寄せた。また、学生から台湾で学ぶにあたってアドバイスを求められた陳其邁市長は、自身の経験に基づき、専門分野を越えた学びを通して実力を積み重ねていくよう伝えた。
 
陳其邁市長はまた、高雄は台湾のなかでも最も日本に対してフレンドリーな都市だと指摘。これからも各方面で積極的に交流や協力を増やし、高雄と日本の関係により深みを持たせていきたいと語った。
 

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