2025/06/09

Taiwan Today

文化・社会

旧正月で利用者増える桃園国際空港、内政部長が視察

2024/01/30
内政部の林右昌部長(左)は29日、桃園国際空港を訪れ、セキュリティ検査や自動出入国審査システム(e-Gate)の利用状況などを視察した。(内政部)
内政部の林右昌部長は29日、桃園国際空港を訪れ、セキュリティ検査や自動出入国審査システム(e-Gate)の利用状況などを視察した。旧正月(今年は2月10日が旧暦元日)に向けて空港利用者の増加が見込まれることから、林部長はe-Gateの利用を呼び掛けるとともに、豚肉製品は決して持ち込まず、アフリカ豚熱(ASF)の非感染地域である台湾を守ろうと訴えた。
 
林右昌部長によると、今年の空港利用者はすでにコロナ前の82~83%まで回復している。これに対応するため、空港では出入国審査の迅速化を進めている。例えば自動出入国審査システム(e-Gate)は、その場で登録と出国手続きを同時に済ませることができる。桃園国際空港では「子連れ専用レーン」も用意しており、12歳以下でまだe-Gateが使用できない児童を連れた成人が速やかに出国審査を行えるようにしている。
 
桃園国際空港では2月1日から29日までの1か月間、特定の航空会社の特定の路線について、日本の入国審査の一部を事前で行う「プレクリアランス(事前入国審査)」を実施する。林右昌部長は、今後はより多くの国や空港と関連の協定を結び、台湾の旅客の海外渡航がより便利でスムーズになるように協力したいと語った。今回の「プリクリアランス」の対象となるのは日本の10か所の空港のみだが、林右昌部長は「日本は台湾人が最も好む渡航先であり、この部分のニーズは確実に存在する。内政部としても努力していきたい」と述べた。
 
林右昌部長はこれから出国する旅客に対して、「台湾と日本は現在、アジアでただ2つのアフリカ豚熱非感染地域だ。海外で楽しく過ごすのもいいが、帰国するときも国の安全を第一に考えて欲しい。豚肉製品は決して持ち帰らないこと。帰国するときもこの規定を守り、台湾がこれからもアフリカ豚熱非感染地域であり続けられるようにして欲しい」などと呼びかけた。
 

ランキング

新着