2025/05/20

Taiwan Today

文化・社会

台湾各地から派遣された環境教育関係者、日本のESD/環境教育を視察

2024/06/17
台湾の各県・市から派遣された環境教育関係者が日本を訪問し、ESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みについて理解を深めた。台湾の一行は、東京都多摩市の多摩市立連光寺小学校、多摩市立和田中学校、東京都中野区の新渡戸文化高等学校を視察した。(教育部)
台湾の各県・市から派遣された環境教育関係者がこのほど日本を訪れ、日本の教育機関や民間組織におけるESD、つまり「持続可能な開発のための教育」の取り組みについて理解を深めた。この事業は中華民国環境教育学会と日本の特定非営利活動法人持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)が共同で企画したもの。台湾の一行は、東京都多摩市の多摩市立連光寺小学校、多摩市立和田中学校、東京都中野区の新渡戸文化高等学校を視察した。
 
多摩市は2009年から「2050年の大人づくり」をスローガンに、各学校の特色や地域性を生かしたESD(Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)を推進している。例えば「総合学習」の時間を利用して、地域の生態系を観察したり、農業を体験し、学んだことをタブレット端末を使って絵にしたり、書き記すなどしている。
 
また、多摩市では学校給食の観点から、健康な飲食や「食品ロス」について考えるなど、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を生徒たちが自然に実践できるよう指導している。この視察事業では、台湾の訪問団たちも台湾における環境教育の成果について紹介するなどして日本側と交流を深めた。
 
 

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