2025/07/04

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文化・社会

米サンディエゴ・コミコンに台湾のイラストレーターや漫画家の作品、多様な画風をアピール

2024/07/23
米国最大のアニメ・コミックイベント「サンディエゴ・コミコン」が7月25日から28日まで開催される。台湾パビリオンには3人の漫画家・イラストレーターが参加する。(文化部)
米国最大のアニメ・コミックイベント「サンディエゴ・コミコン」(San Diego Comic-Con)が7月25日から28日まで、米カリフォルニア州サンディエゴのサンディエゴ・コンベンション・センターで開催される。今回は文化部駐ロサンゼルス台湾書院(台湾アカデミー)が初めて台湾角色品牌授権協会が協力して台湾パビリオンを設置し、囂搞(シャオガオ)さん、BIRD ERAさん、Paula Hsuさんが招きに応じて参加する。これとは別に、米国を拠点に活動する台湾人漫画家の蘇義傑さんも「Artist Alley」エリアのブース番号「HH-19」に出展し、台湾の多様な画風をアピールする。
 
米コミコン・インターナショナルが主催する「サンディエゴ・コミコン」は毎年7月に開かれ、十数万人の漫画・アニメファンを引き付けるビッグイベントだ。「台湾パビリオン」には今年、3人のイラストレーター・漫画家が参加する。そのうち囂搞(シャオガオ)こと俞文瀚さんは、日記形式で漫画を発表するアーティストで、Youtubeチャンネルで発表したオリジナル作品は400点以上に上る。メインのキャラクターはずんぐりむっくりの男性「シャオガオ」で、トレードマークの黄色いパーカーを頭からかぶっている。作品は主人公「シャオガオ」とピンクヘアのガールフレンド、そして彼らが飼っている気まぐれで愛らしいペットの「キティ」との間で起こる可笑しなストーリーを描いたものだ。
 
『鳥時代』BIRD ERAさんは台南応用科技大学美術系(=美術学科)を卒業したイラストレーターで、鳥を飼っていた経験から鳥類に興味を持ち、そこから生態系の保護といった問題にも関心を寄せている。その作品は漫画、文章付きのイラスト、挿絵、関連グッズなどに及び、題材はペットである鳥の生活や野鳥のための環境保全を訴えるものまであり、見る人の鳥類への認識と関心を深めることができる。
 
Paula Hsuさんは2018年にグラフィックデザイナーからイラストレーターに転身したアーティストで、その作品はゲームのカード、映画、ボードゲーム、台湾ドラマにまで及ぶ。幻想的で童心がある、アメリカンスタイルの作風が人気で、インスタグラムでは数万人以上のフォロワーを持つ。
 
このほか、文化部駐ロサンゼルス台湾書院は今年、主催のコミコン・インターナショナルと協力し、米国を拠点に活動する台湾人漫画家の蘇義傑さんを「Artist Alley」エリアに出展させる。かつてゴジラ、忍者タートルズ、マーベル・コミックなどのカバー製作に関わった経験を持つ。今回のイベント期間中は、サイン会やマーベル・コミック関連の座談会等に参加することになっている。
 
文化部駐ロサンゼルス台湾書院によると、「サンディエゴ・コミコン」はコロナ禍後、参観者が年々増加しており、昨年は延べ15万人を突破した。今年、台湾パビリオンでは台湾オリジナルキャラクターIP作品が初参加するほか、初めて「Artist Alley」エリアにも台湾人漫画家を参加させ、より幅広い作品を米国市場でアピールすることになる。文化部では、台湾の漫画やアニメ作品の海外でのライセンス授与や出版市場を開拓できるよう期待を寄せている。
 
台湾パビリオン(ブース番号5524
7月25日から7月28日までのタイムスケジュール
▲BIRD ERA:10:30-12:00
▲囂搞:13:00-14:30
▲Paula Hsu:14:30-16:00
Artist Alley」エリア
アーティスト:蘇義傑
ブース番号:HH-19
 

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