2025/05/12

Taiwan Today

文化・社会

第7回台湾映画祭inオーストラリアがスタート、6都市で台湾映画を上映

2024/07/26
第7回台湾映画祭inオーストラリア(The 7th Taiwan Film Festival in Australia)が25日にスタートした。9月14日までの期間、オーストラリアのシドニー、キャンベラ、ブリスベン、ホバート、メルボルン、アデレードの6つの都市で台湾映画の巡回上映が行われる。台日合作映画『青春18×2 君へと続く道』(写真)もオーストラリアで上映される。(台湾映画祭inオーストラリア提供、文化部サイトより)
第7回台湾映画祭inオーストラリア(The 7th Taiwan Film Festival in Australia)が25日にスタートした。9月14日までの期間、オーストラリアのシドニー、キャンベラ、ブリスベン、ホバート、メルボルン、それにアデレードの6つの都市で台湾映画の巡回上映が行われる。アデレードが加わるのは今回が初めて。期間も2か月近くと過去最長となる。
 
今年は台湾映画50作品が上映される。オープニング作品は『老狐狸(邦題:オールド・フォックス 11歳の選択)』、クロージング作品は『愛情城事(Tales of Taipei)』だ。ほかに『愛是一把槍(Love Is a Gun)』(台湾・香港)、『五月雪(Snow in Midsummer)』(台湾・マレーシア・シンガポール)、『青春18×2 君へと続く道』(台湾・日本)などの台湾と海外の合作映画もある。そのうち20作品はオーストラリアでは初公開となる。映画祭に関連して、26日夜には『老狐狸』の監督、蕭雅全氏を招いて、シドニーの紀伊国屋書店で座談会兼サイン会を開催する。
 
また、短編映画のこのペティション部門には『轟隆轟隆轟隆(CHUFF CHUFF CHUFF)』や『午後的迷茫(CONFUSION OF THE AFTERNOON)』などアニメーションを含む9作品が出品しており、黄詩柔氏、張不乙氏、呉佳蓉氏など過去の受賞者が審査員として参加し、今年の受賞作品を決めることになっている。
 
今年の台湾映画祭inオーストラリアでは初めて、台湾の出版品を原作にした短編映像作品の企画コンペが行われる。参加チームには、呉明益『単車失竊記』、毎日青菜『Day Off』、林斯諺『羽球場的亡霊』、李柏青『婚前一年』、邱常婷『新神』、小説集『千萬傷疤』の中から一つの作品を選んで映像作品にするチャンスが与えられる。これは、台湾オリジナルの文学作品の実写化というIP(知的財産権)の潜在力を示すと同時に、より多くの海外合作作品が生まれるチャンスを切り開くという狙いがある。
 
また、今年の映画祭は「先住民族映画セレクション」のコーナーが初めて設けられ、台湾の先住民族を取り上げた『男孩奇幻夜』、『揹猟物的女人』、『裏山』、『KIPUAPUTR』の4つの作品が上映される。映像を通して台湾先住民族の物語を伝え、台湾先住民族の文化を国際舞台でアピールする。
 
第7回台湾映画祭inオーストラリア公式サイト
https://www.taiwanfilmfestival.org.au/2024-program
 

ランキング

新着