教育部(日本の文部科学省に類似)は13日、世界最大規模のハッキングコンテスト、「DEFCON CTF」において、世界各国から参戦した1,742チームから決勝に進んだ12チームに入った台湾の情報セキュリティチーム「if this works we'll get fewer for next year」が、7位という成績を収めたことを発表した。
教育部が同日に発表したニュースリリースによると、DEFCONは毎年、世界各国からハッカー、情報セキュリティ業界関係者、政府、メディア、学生らが集まる世界有数の情報セキュリティに関するイベントだ。情報セキュリティコンテストや専門家による講演が行われ、その中でもDEFCON CTFは目玉イベントの一つとなるコンペティション。
教育部は2015年から、情報セキュリティ人材の育成プログラムを推進している。学校における情報セキュリティ教育の強化、潜在的な情報セキュリティ人材の育成に投資するほか、毎年、国内外の情報セキュリティ関連のコンテストと活動に参加する学生への補助金にも経費を投入している。
2024年のDEFCON CTFは、9日から11日まで米国ネバタ州ラスベガスで開催された。台湾が参加するのは今年で11回目。1,742チームが競う熾烈な予選を勝ち抜き、台湾は10位の成績で決勝に進出した。
決勝は、アタック&ディフェンス、King of the Hill形式によるターゲットの占領、一対一による旗の奪い合いなどで競い合う。 台湾チームは、アタックで1,204ポイント、ディフェンスで465ポイント、ターゲットの占領で274ポイント、旗の奪い合いで3位となる1,000ポイントの合計2,943ポイントを獲得し、7位となった。