総統府が14日午前、パリ五輪に参加した台湾選手団の凱旋を称えるイベント「Our Heroes！Team Taiwan 台湾英雄 栄耀同行」の宣伝記者会見を開き、16日に総統府内で行われる「台湾英雄派対」（台湾ヒーローパーティ）の式次第、及びそれに続いて実施される「台湾英雄大遊行」（台湾ヒーロー凱旋パレード）のコースを説明した。これらのイベントは全てライブ配信される。総統府は、大勢の人がイベントに参加して「台湾のヒーロー」たちを支持し、激励しようと呼びかけた。
記者会見であいさつした総統府の潘孟安秘書長（＝総統府官房長官）はまず、選手団全員の努力に感謝した上で、「パーティ」と凱旋パレードの実施は頼清徳総統による指示の下で行われることを指摘した。「パーティ」は16日午後1時からで、選手、選手の友人、コーチなどが総統府に招かれる。
中華文化総会の李厚慶秘書長（＝事務局長）がさらに説明したところによると、当日は国防部（日本の防衛省に相当）の陸海空三軍の儀仗隊がサーベルアーチで選手たちを総統府に招き入れるほか、国防部示範楽隊が生演奏で「台湾のヒーロー」たちを歓迎する。エントランスホールの「敞庁」には写真撮影用のボードなどが設置される。台湾の特色を盛り込んだお菓子なども用意され、海外で奮闘した選手たちのホームシックをふるさとの味で和らげる。
凱旋パレードは午後3時に総統府をスタート。重慶南路一段、襄陽路、館前路（凱旋パレードの際には「英雄谷」と呼ばれる）を通り、忠孝西路と中山南路の交差点が終点。沿道で選手たちを歓迎する人たちのため、総統府は5種類の手持ちパネルの画像データを提供する。コンビニエンスストアの端末でプリントアウトすることが可能。また、2時半からは台湾銀行本店前、台湾中小企業銀行台北支店前、国立台湾博物館前の広場（歩道）、カラオケボックス「好楽迪（HOLIDAY KTV）」台北館前店の前、ユニクロ台北駅館前店の前、新光三越台北駅前店の前、忠孝西路と公園路の交差点（歩道）の7カ所で国旗と「英雄旗」の2種類の小旗を配布するという。