2025/06/28

Taiwan Today

文化・社会

台湾と日本のフルーツの祭典に約10万人、締めくくりは盆踊り

2024/08/26
日本台湾交流協会と高雄市は24日と25日、台日大港水果祭(日本語の名称は「日台高雄フルーツ祭」)を開催した。2日間で約10万人が会場に足を運んだ。最後は日本の「盆踊り」で締めくくられた。台湾人と日本人が輪になって踊りを楽しんだ。(高雄市)
台日大港水果祭(日本語の名称は「日台高雄フルーツ祭」)が24日と25日の両日、高雄市(台湾南部)の高雄流行音楽センター「海風広場」と「堤岸廊道」で盛大に開催された。日本台湾交流協会が主催する日台フルーツ祭は、2022年と2023年に続く3回目の開催になるが、過去2回はいずれも台北市で開催されており、高雄での開催は初めてだった。100小間のブースが並び、日本から産地直送で運び込まれた新鮮な果物や、果物を使ったスイーツなどが販売された。初日は約4.5万人が、2日目は約5.5万人が訪れるなど大盛況だった。
 
24日の開会式は高雄市日本人学校中学部の生徒たちによる力強い和太鼓で幕を開けた。開会式には高雄市の陳其邁市長、高雄市議会の康裕成議長、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(駐台日本大使に相当)、高雄事務所の奥正史所長(駐台日本総領事に相当)、農業部の陳駿季部長、中華文化総会の李厚慶秘書長などが出席。高雄市の陳市長は「台湾と日本の交流は非常に緊密であり、台日フルーツ祭が初めて高雄市で開催されることになったことの意義は格別だ。『フルーツ外交』を通して台湾と高雄の素晴らしい果物を日本市場に広くアピールしたい。また、日本から産地直送で輸入された新鮮なフルーツを、会場に集まった人々と一緒に楽しむことができて嬉しい」などと述べた。
 
日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表は、「台湾に赴任して以来、マンゴー、ドラゴンフルーツ、ザボン(文旦)など台湾のフルーツを味わったが、1年を通して四季折々のフルーツを楽しめる台湾は、まさにフルーツの宝庫だ。今年6月からは赤肉のドラゴンフルーツの日本への輸出が可能になった。これは台日関係がより緊密になっていることの証拠だ。これからも台湾と日本で、より多くの果物の美味しさを分かち合っていきたい」と期待を寄せた。
 
2日間のイベントでは、台湾を拠点に活動する日本人インフルエンサーが「一日店長」として次々登場し、集まった台湾のファンたちとの交流を楽しんだ。例えば女優の田中千絵さんは日本から直送されたシャインマスカットや柔らかくてジューシーなモモなどを紹介。料理系YoutuberのMASA(本名:山下勝)さんは、マンゴーをつかった料理のデモンストレーションを行い、集まった人たちにふるまった。事前に配布した整理券があっというまになくなるほどの人気ぶりだった。また、今年6月から日本への輸出が開始された赤肉のドラゴンフルーツを紹介したのは、台湾で人気のYoutuberの三原慧悟さん。「赤肉のドラゴンフルーツはまだ日本では珍しい。質の高い台湾のフルーツをもっと多くの日本人に知ってほしい」と述べた。
 
最終日となった25日夜には、日本の「盆踊り」が行われ、日本人と台湾人が一緒になってステージを囲み、輪になって踊った。
 
 

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