2025/07/08

Taiwan Today

文化・社会

文化部とフルブライト・タイワンが奨学金プログラムの継続で合意

2024/08/29
文化部と「フルブライト・タイワン」が28日、「フルブライト-台湾文化部 芸術文化専門人材奨学金プログラム」を2027年まで延長することで合意し、関連の文書を交わした。前列左から2人目が文化部の李遠部長。同3人目がAIT/Tのグリーン所長。(文化部サイトより)
文化行政をつかさどる中央省庁・文化部と「学術交流基金会(Fulbright Taiwan, Foundation for Scholarly Exchange=フルブライト・タイワン)」が28日、「フルブライト-台湾文化部 芸術文化専門人材奨学金プログラム」に関する協力覚書を2027年まで延長することで合意し、関連の文書を交わした。
 
米国の対台湾窓口機関・米国在台協会台北事務所(AIT/T)のレイモンド・グリーン所長も署名セレモニーに出席、フルブライト・タイワンの名誉会長として覚書の署名に立ち会えたことを喜び、「この堅固なパートナーシップは米台間の緊密かつ活力に満ちた民間の友情を体現するものだ」と評価した。
 
グリーン所長によると、フルブライト・プログラムは米国務省の代表的な教育・文化交流プログラム。国務省は3年前に文化部とフルブライト・タイワンの計画を承認。グリーン所長は、今回、台湾の芸術や文化を専門とする人材が渡米して学び、交流するこのプログラムが延長されたことを大いに歓迎した。
 
グリーン所長は、文化教育面での人材による交流と協力は長年、米台の強固な関係の基礎になっているとした上で、「共に享受する普遍的価値こそが、米台を自由民主と人権を守り抜く重要なパートナーにしている」と述べた。そして米国の台湾に対する支持は揺るぎなく、党派を超えたものであると指摘し、「自分が所長を務める3年間、米台関係は深まるばかりだろう」と自信を示した。
 
文化部の李遠部長(=大臣)は、台湾と米国は非常に重要な友人で、政治経済のほか、文化や学術の面でも深く交流しているとし、今回のプログラムの延長を歓迎した。
 
文化部とフルブライト・タイワンは2018年から「フルブライト-台湾文化部 芸術文化専門人材奨学金プログラム」をスタート。これまでに16名の学生が資金援助を受けて渡米し、研究や交流を行ってきた。分野は劇場、展示、舞台芸術、撮影など多岐にわたり、研究の題材は展示場の運営、演目に関する戦略からオープン・カルチャー、サウンド・アート、収蔵品の修復、劇場の裏方スタッフなどとなっている。
 
 

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