2025/04/24

Taiwan Today

文化・社会

国家撮影文化センターで日本統治時代の台湾を記録した写真展

2024/09/10
国家撮影文化中心台北館で5日から、写真展「ベールを脱いだコレクション:日本統治時代からやって来た台湾のアルバム」が開催されている。(文化部サイトより)
国家撮影文化中心(国家撮影文化センター)台北館で5日から、日本統治時代の台湾を記録した写真展「典蔵開巻:日治時期写真帖的台湾 Collection Unveiled/Taiwan in Photo Albums from the Japanese Colonial Period」(ベールを脱いだコレクション:日本統治時代からやって来た台湾のアルバム)が開催されている。20世紀初頭における台湾のイメージである豊富な物産、各地の風土、人々の暮らしを見ることが出来、これら生き生きとした写真はかつての台湾の社会、ならびに生活の姿を思い起こさせる。
 
1919年、台湾がコレラに対抗した実録である《大政八年台北庁下虎列拉流行概況》は新型コロナウイルスの流行を経験した現在の人々にとって、「歴史は繰り返す」教訓にもなっている。
 
また、《行啓紀念写真帖》は1923年に当時の日本の皇太子、裕仁親王が台湾で行った12日間の視察を記録した写真の数々。台湾にとっては20世紀初の「政治ショー」であり、展示会では裕仁皇太子が台湾に残した「行啓」の記念品の一部も見ることが出来る。今ではもう存在しない歴史上の景色や物は見る者に当時の時代を感じさせる。
 
そして1930年代に発行された《台湾写真通信》はあたかも充実した内容の「南国景勝地ガイド」。今回はその中でも特色のある写真を厳選して、100年前の台湾の風光明媚な景勝地、特色豊かな物産、文化面での報道を再現、人々に時代が変わっても依然として美しいままの台湾の風景を再認識させるものとなっている。
 
詳細は国家撮影文化中心台北館の公式サイトを参照のこと。
 
「典蔵開巻:日治時期写真帖的台湾」
開催場所 国家撮影文化中心台北館301-303展示室
開催期間 2024年9月5日から2025年1月5日まで
 
《行啓紀念写真帖》 302展示室
《大政八年台北庁下虎列拉流行概況》 301展示室
《台湾写真通信》 303展示室
 
 

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