2025/05/12

Taiwan Today

文化・社会

「六本木アートナイト」、台湾のアーティスト7組がイベントを盛り上げる

2024/09/30
東京都港区六本木を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト」が27日から29日まで開催された。今年は、特定の国や地域にフォーカスし、そこで活躍するアーティストによるプログラムを披露する「RAN Focus」を新設。最初の対象国・地域に台湾が選ばれ、台湾の7組のアーティストがインスタレーションや映像、ステージパフォーマンスなどでイベントを盛り上げた。写真はMeimageDance(メイメージダンス)の『黙島新楽園』(邦題:沈黙の島―新たなる楽園―)のパフォーマンス。(文化部)
東京都港区六本木を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト」が27日から29日まで開催された。今年は、特定の国や地域にフォーカスし、そこで活躍するアーティストによるプログラムを披露する「RAN Focus」を新設。最初の対象国・地域に台湾が選ばれ、ウォーターメロン・シスターズ(西瓜姉妹)、辛綺、何暁玫MeimageDance舞団(メイメージダンス)、ユェン・グァンミン(袁廣鳴)、チェン・プー(陳普)、張方禹、蔡筱淇&吉川公野(ツァイ&ヨシカワ)の7組のアーティストがインスタレーションや映像、ステージパフォーマンスなどでイベントを盛り上げた。
 
27日夜に行われた開幕式には、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(駐日大使に相当)、東京都の潮田勉副知事、それに台湾のアーティストやアート・シーンを支える重要な関係者らが出席した。李逸洋代表は、今年の「六本木アートナイト」が、日本で行われる芸術祭の中でも最も多くの台湾人アーティストが参加するイベントとなったことを強調。「六本木アートナイト」に参加する台湾のアーティストはどれも、多様性を持つ台湾の文化のクリエイティビティと独特の魅力を代表するものだとして、「彼らの素晴らしい作品が東京の夜を明るく照らしていることに非常に感動している」と述べた。
 
主催の森美術館の片岡真実館長は、台湾のアーティストは毎年このイベントに参加していることから、今年新設したプログラム「RAN Focus」で台湾のアートにフォーカスすることにしたと説明。台湾が長期にわたり「六本木アートナイト」に参加し、支持してくれていることに謝意を示した。
 
開幕式では台湾の現代舞踊団、振付師の何暁玫さんが率いるMeimageDance(メイメージダンス)の『黙島新楽園』(邦題:沈黙の島―新たなる楽園―)のパフォーマンスが披露された。台湾の民間信仰のよりどころである廟宇(びょうう)など伝統的要素に現代的な解釈が加えられたパフォーマンスが集まった人々を感嘆させ、開会式のステージを盛り上げることに成功した。
 

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