2025/05/08

Taiwan Today

文化・社会

台湾ガールズ・デー、蕭美琴副総統が若い女性たちを応援

2024/10/14
蕭美琴副総統は11日、教育部青年発展署が主催する「耀眼女生 女力正青(Being Dazzling)2.0」の歴代参加者による交流会に参加し、若い女性たちが勇気をもって夢を追いかけ、光り輝けるよう応援した。(総統府)
国連は10月11日を「国際ガールズ・デー」と定めている。台湾の政府もこれに合わせて10月11日を「台湾女孩日(=台湾ガールズ・デー)」と定め、さまざまなイベントを実施している。そのうち教育部青年発展署は、大学など高等教育機関に在籍する30歳以下の女子学生を対象に、未来を担う女性指導者を育成するプログラム「耀眼女生 女力正青(Being Dazzling)2.0」を実施している。21年目を迎えるイベントで、今年も夏休み期間中に台湾北部、中部、南部の3つの会場で2泊3日の人材育成キャンプを行った。同署は11日、歴代の参加者を集めた交流会を開催。さまざまな分野で活躍する優秀な女性たちを招いた座談会を開き、それぞれが考える「耀眼女生(まぶしく輝く女性)」の定義について語ってもらった。このイベントには蕭美琴副総統とパリ五輪金メダリストの林郁婷(リン・ユーティン)選手も登場し、若い女性たちが勇気をもって夢を追いかけ、光り輝けるよう応援した。
 
蕭副総統はスピーチの中で、台湾が国連の取り組みに積極的に応じ、女性が健康かつ安全な生活環境を持て、性別に関するステレオタイプな見方や差別を打破することに努めていると指摘。近年台湾の女性は政治、ビジネス、科学技術、文化などの分野で卓越したリーダーシップの潜在能力を示しているが、それは官民が一体となり、より平等で寛容な環境を整えようと努力した結果だと説明した。
 
蕭副総統はまた、外交に従事した経験を例に挙げ、失敗に直面することで自らのレジリエンスが高まると述べた。そして、「台湾は国際社会で圧力を受けているが、だからこそより強靭になっている。そして重要なタイミングで爆発力を発揮し、『台湾精神』を示すことができるのだ」と強調した。
 
パリ五輪の金メダリスト、ボクシングの林郁婷選手は、2023年の世界選手権で「男性の染色体を持っている」として失格処分を受け、それ以来、「性別疑惑」と戦ってきた。林郁婷選手は自らの経験から、女性たちに対して、「挑戦に勇気をもって立ち向かい、同時に困難の中でも目標に専念し、落ち着いて対処する方法を学ぶべきだ」と述べた。林郁婷選手はまた、「失敗を感じることも成功の一部だ。なぜならそこには粘り強さや忍耐、自己反省があるからだ。結局のところ、勇気は生まれつきのものではなく、挑戦に対応するたびに行う選択から生まれるものなのだ」と述べた。
 
教育部の林騰蛟常務次長(事務次官)は、「女性たちには性別の枠を超えて自分の道を歩む勇気を持って欲しい」と述べた上で、ユーモアを交えて「今日は多くの優秀な女性たちの輝きで目が開けられないほどだ」と語った。
 

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