2025/05/18

Taiwan Today

文化・社会

台湾漫画展、日本のコミック・アニメの聖地で開催

2024/10/15
台湾漫画メディアミックス展「-BLOSSOM-台漫満開・百花繚乱」の会場の一つ、角川武蔵野ミュージアム3階EJアニメミュージアムで14日に開幕式が開かれ、台湾人漫画家6名が参加した。(文化部)
台湾の質の高い漫画を日本の読者により知ってもらうため、文化部とその日本出先機関である駐日台湾文化センターは、日本のコミック・アニメ界を代表する角川武蔵野ミュージアムとアニメイト池袋本店の2か所で、台湾漫画メディアミックス展「-BLOSSOM-台漫満開・百花繚乱」を開催している。台湾の漫画家の作品と領域を超えた成果を展示することで、台湾が「台湾漫画新時代」を迎えていることをアピールする。開催期間は角川武蔵野ミュージアムが10月14日から27日まで、アニメイト池袋本店が10月11日から27日まで。角川武蔵野ミュージアム3階EJアニメミュージアムで14日、開幕式が開かれ、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(駐日大使に相当)や漫画家出身の国会議員として知られる赤松健参議院議員、京都国際漫画ミュージアムの勝島啓介事務局長のほか、『閻鉄花(えんてっか)』の常勝さん、村上春樹氏の『猫を棄てる 父親について語るとき』のイラストを手掛けた高妍さん、映像化など多数のメディアミックスで知られるAKRU氏、『ネコと海の彼方』の星期一回收日さん、『青空のもと、風追う少年』の簡嘉誠さん、『葬送のコンチェルト』の韋籬若明さんなど台湾人漫画家6名が参加した。
 
李逸洋駐日代表は、「漫画は非常に重要な文化交流の架け橋だ。日本と台湾には漫画を熱愛する人が多い。台湾の若い人の間では、漫画を読むことが一つの風潮となっている。また、台湾の漫画家は近年、日本国際漫画賞を受賞するなど高い評価を受けている。今回は台湾の優秀な漫画家が多数訪日し、展示会に参加する。彼らのペンを通して、台湾文化の美しさを伝え、より多くの日本の読者に台湾漫画を好きになって欲しい」と期待を寄せた。
 
台湾漫画メディアミックス展「-BLOSSOM-台漫満開・百花繚乱」は2つのエリアで開催される。そのうち角川武蔵野ミュージアムでは、日本国際漫画賞を受賞した10作品のほか、実写ドラマやラジオドラマ、ゲーム、ボードゲームなど、さまざまなメディアミックスされた台湾の漫画作品40点を展示する。さらに、来日した台湾人漫画家6名が「台湾の日常風景」をイメージして描き下ろしたオリジナルイラストも展示される。
 
もう一つの展示エリアは日本最大の漫画アニメグッズの専門店「アニメイト池袋本店」で、BL・GL作品13作品が展示される。台湾はアジアで初めて同性婚が認められた国で、近年台湾のBL・GL作品は日本でも高く注目され、翻訳・出版されている。10月18日夜には台湾の漫画家MAEさんと日本の漫画家ためこうさんによる座談会「BLOSSOM 日本X台湾漫画家コラボトークショー&お渡し会」が開かれる。両者ともBLを題材とした漫画を得意とする作家で、2人で描き下ろしたポストカードが特典としてプレゼントされる。
 
「-BLOSSOM- 台漫満開・百花繚乱」台湾漫画メディアミックス展
●角川武蔵野ミュージアム
場所:EJアニメミュージアム(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3)
期間:10月14日から10月27日まで、10:00-18:00(毎週火曜休館)
公式サイト:https://kadcul.com/
●アニメイト池袋本店
場所:3F展示室(東京都豊島区東池袋1-20-7)
期間:10月11日から10月27日まで、月~金11:00-21:00、土日および祝祭日10:00-20:00
公式サイト:https://ex.animate.co.jp/zh-sc/shop/ikebukuro/

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