2025/05/11

Taiwan Today

文化・社会

総統府内の新たな常設展と台湾の漫画特別展は19日から、頼総統が開幕に立ち会う

2024/10/18
総統府内の常設展が19日にリニューアル公開される。台湾の漫画に関する展覧会も同時に開幕。頼清徳総統が自らオープニングセレモニーを執り行うという。写真は17日の記者会見の様子。(総統府サイトより)
総統府内の常設展が5カ月の準備期間を経て19日にリニューアル公開される。頼清徳総統と蕭美琴副総統が今年5月20日に就任してから初めての特別展となる。テーマは「民主主義の箱舟:台湾は永遠に前進する」で、頼総統が自らオープニングセレモニーを執り行う。
 
総統府では17日、「民主主義の箱舟:台湾は永遠に前進する」及び漫画特別展「超!台!漫!漫画の中の台湾いろいろ」の開幕を控えた記者会見が行われた。総統府の潘孟安秘書長(=総統府官房長官)はこの記者会見で、頼総統と蕭副総統の就任から6カ月目となる中、総統府による内外への取り組みのほか、総統府内で常設展と特別展に用いて来たスペースも国民の期待を集めていると指摘し、新たな展示会について説明した。
 
それによると、頼総統はかつて、「専制統治の時代における総統府は権威主義の象徴だったが、台湾が民主主義の時代に入ったことで人民の広場となり、公共の課題や分野に興味を持つ人はみな総統府に来ることが可能になった。だから総統府は人民の総統府だ」と述べたことがある。このため総統府はこうした理念と価値観の下、中華文化総会に委託して特別展を企画した。
 
潘秘書長は中華文化総会の関係者に感謝すると共に、農業部(日本の農林水産省に相当)、交通部(同国土交通省に類似)、経済部(同経済産業省に相当)などの関係省庁による協力と素材の提供に感謝した。展示では、台湾の湖や山、山と海の接点、海底、海面、険しい高山などの地形、また海洋生物から温帯、亜熱帯の植物などが映像や文化的要素の収集、発掘などを通して多元的な台湾を伝えているほか、過去100年における経済面での発展もまとめられており、あたかも台湾の近代史の縮図になっているという。
 
また文化行政を担う省庁・文化部主催の「超!台!漫!漫画の中の台湾いろいろ」では台湾の大人たちの成長に寄り添ってきた漫画をかつての4コマ漫画から現在の「新しい台湾の漫画」まで紹介しており、潘秘書長は、「みな子ども時代を思い返し、成長に寄り添ってくれた全てのストーリーを思い出すことだろう」と語った。
 
 

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