2025/05/12

Taiwan Today

文化・社会

外交部主催のショートフィルムコンペ第10回「全民潮台湾」、「誰もが外交官」の精神を発揮

2024/11/14
外交部が主催するショートフィルムコンペ第10回「全民潮台湾」の授賞式が13日に開催され、林佳龍部長(外相、左)が自らプレゼンターを務めた。写真右は縦型動画部門でグランプリを獲得した台湾在住の韓国人YouTuber、敏啵妮さん。(外交部)
外交部が主催するショートフィルムコンペ第10回「全民潮台湾」の授賞式が13日に開催され、林佳龍部長(外相)が自らプレゼンターを務めた。林部長は、このコンペが10年の節目を迎えたことを喜び、出品者が「人人都是外交官」(誰もがみな外交官)の精神を発揮し、カメラのレンズを通して台湾を世界に歩み出させ、世界に台湾を見せてくれたことに感謝した。
 
部門は従来の横型動画(3分間)と最近流行りの縦型動画(1分間)の2つ。横型動画部門にはグランプリ(1作品)、2等賞(2作品)、3等賞(3作品)、佳作(5作品)が、縦型動画部門はグランプリ(1作品)、2等賞(1作品)、3等賞(1作品)が設けられた。また、若いクリエーターの参加を奨励するため、学生の身分に限定した学生特別賞(2作品)が今年も設けられた。
 
今年の横型動画部門は、張弘榤さんと劉文曜さんのペアが出品した『鱟會有期』がグランプリを獲得した。台湾におけるカブトガニ保全の取り組みを、繊細かつ感動的なタッチで描いた作品で審査員の一致した評価で選ばれた。縦型動画部門は「韓国夫妻」の名前で活動する台湾在住YouTuber、韓国人夫婦の敏啵妮さんと英俊さんの作品『Amazing images of TAIWAN (A.i. of TAIWAN)』がグランプリを獲得した。また、学生特別賞は、黄怡瑄さんと鄧暐宣さんの作品『徒歩環島発見台湾的美—《2024潮台湾》』と張堯さんの作品『電光的声音』が選ばれた。受賞作品は合計16点、賞金総額は125万台湾元(約598万日本円)となった。
 
なお、受賞作品には外交部が英語字幕を付け、「潮台湾」公式YouTubeチャンネルなどを通して海外に向けて発信する。今回のコンペには合計247点の応募があった。作品の内容はバラエティに富んでおり、台湾の海外支援、宗教・信仰、風土・民情、サステナビリティ、産業のイノベーション、AI技術など多岐に及んだ。出品者の国籍も台湾のみならず、日本、韓国、マレーシア、エスワティニ王国など11か国に及んだ。
 

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