2025/04/29

Taiwan Today

文化・社会

頼清徳総統、世界に台湾文学の実力示した『台湾漫遊録』の作者及び英訳者を称える

2024/12/20
頼清徳総統(右)は19日、『台湾漫遊録』(邦題:台湾漫遊鉄道のふたり)の作者である楊双子さん(左)と、その英訳本『Taiwan Travelogue』の翻訳で全米図書賞(National Book Awards)を受賞した金翎さんを総統府に招いた。(総統府)
頼清徳総統は19日、『台湾漫遊録』(邦題:台湾漫遊鉄道のふたり)の作者である楊双子さんと、その英訳本『Taiwan Travelogue』の翻訳で全米図書賞(National Book Awards)の翻訳文学部門を受賞した金翎さんを総統府に招き、米国で最も権威ある文学賞の一つを受賞することで、世界の舞台で台湾文学の存在感と実力を示したことに祝意を示した。頼総統はまた、今後さらに多くの文学作品が台湾の物語をより遠い場所まで届け、すべての台湾人が自分の物語を語り、自分の歌を歌うことで、国際社会から評価され尊敬されるよう願っていると述べた。米国を代表する文学賞を台湾の小説が受賞したのはこれが初めて。
 
頼総統はまず、作家の楊双子さんと翻訳者の金翎さんの作品が、第75回全米図書賞を受賞したことに祝意を示し、これは非常に素晴らしい快挙であり、台湾の文学作品が初めて米国の権威ある文学賞を受賞し、台湾文学の実力がすでに世界レベルの実力を持つことを示したと喜んだ。頼総統はまた、この小説が台湾で鉄道とグルメの旅を楽しむ2人の女性(日本人、台湾人)の交流を描きながら、植民地主義やナショナルアイデンティティについても触れており、こうした視点はユニークであり素晴らしいと述べた。
 
頼総統はさらに、楊双子さんが授賞式で、この本は「台湾人はいったい何人(なにじん)なのか?」という問いに答えるのがこの本を執筆した目的だと語ったことに言及し、「これは台湾が数百年来、異なる民族の統治を繰り返し受けてきたからだ」と理解を示した上で、「自分は台湾の総統として、台湾のあらゆる人々を団結させてともに努力し、台湾人が今後もずっと台湾人でいられるように、台湾というこの土地を台湾人のものにして、台湾人がこの土地で永遠に自主的に、自分自身の主人として生きられるようにしたい。これは我々が持つべき目標だ」などとと述べた。
 
 

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