台湾は2024年、アジア太平洋数学、ヨーロッパ女子数学、アジア物理、国際数学、国際化学、国際物理、国際情報、国際生物学、国際地学、国際ジュニア科学など10の科学オリンピックに合計延べ47人の生徒が参加、いずれも国・地域別ランキングやメダル獲得数で優秀な成績を収めた。そのうち、カザフスタンで開催された第35回国際生物学オリンピック(81カ国から324名が参加)では、台湾を代表して参加した高校生4人が全員金メダルを獲得した。また、ルーマニアで行われた第21回国際ジュニア科学オリンピック(51カ国から303名が参加)では、台湾代表6名全員が金メダルを獲得した上、国・地域別ランキングで2位となった。
台湾は1991年から毎年、様々な科学オリンピックに参加し、これまでに合計で金メダル561個、銀メダル445個、銅メダル291個を獲得、各種優秀賞139回を受賞した。これは台湾の中高生が、科学教育においてしっかりとした基礎を身に着けていることを示している。
表敬訪問を受けた賴清徳総統は、「参加した生徒たちの優秀な成績を高く評価している。目標を設定し、夢を追い続け、人類により大きな利益をもたらす勇気を持つよう期待している。中華民国(台湾)政府は、今後も科学技術における国力の基礎を築き、科学技術に関する人材の育成に努める。引き続き、質の高い科学教育を推進し、様々な報奨を通じて、中高生の科学オリンピック参加を奨励していく。より多くの人々を科学研究分野に誘致し、台湾の科学教育を継続的に発展・進歩させたい」との意気込みを語った。