2025/05/24

Taiwan Today

文化・社会

台北国際ブックフェア開幕、「読書は最高の自己投資」頼総統がアピール

2025/02/05
台北国際ブックフェアの開幕式で頼総統は(左3人目)、「自分への投資は、利益を得ることがあっても損することはない」として読書が最高の自己投資だとアピールした。(文化部ニュースサイトより)
「2025年台北国際書展(台北国際ブックフェア)」が4日、台湾北部・台北市の台北世界貿易センター第1展示ホールで開幕した。開幕式には、頼清德総統、總統府の潘孟安秘書長、文化部(日本の文科省に類似)の李遠部長(大臣)、財団法人台北書展基金会の呉韻儀董事長(会長)、イタリア経済貿易文化推廣弁事処のマルコ・ロンバルディ(Marco Lombardi)代表、イタリア出版協会国際関係担当のPaola Segh主任、監察委員の葉大華氏と范巽綠氏、各国の駐台湾大使・代表、2025年台北国際ブックフェア大賞および金蝶賞(優れた出版・編集デザインに贈られる)の受賞者と代表者、台湾の出版社の重要な業界関係者、国際展示エリアに出展する代表者、中華民国出版商業同業公会の代表者などが出席し、共に開幕を祝った。今年のブックフェアには、29カ国、504社(台湾も含む)の出版社が参加している。
 
頼総統は、「春節休暇が終わり、台北国際ブックフェアが開催され、喜ばしいことが続いている。台北にとって嬉しいイベントであるだけでなく、台湾にとっても盛大なイベントだ。『株への投資にはリスクを伴うが、自分への投資は、利益を得ることがあっても損することはない』。知識はパワーとなる。本を買うことも読むことも非常に価値のあること。台湾の人々がブックフェアを訪れることを期待している。同時に、ブックフェアに参加する29か国の文化の世界へ、皆さんを招待したい」との喜びを語った。
 
Paola Segh主任によると、アジアは同協会が欧州市場に次いで出版著作物を販売する2番目の主要地域。イタリアにとって、台北国際ブックフェアへの参加はまたとない機会で、ドイツ・フランクフルト ブックフェアに次ぐ重要なアピールの場となっている。イタリアが寛容と統合の概念を持つ国だとするMarco Lombardi代表は、ゲスト国となる今年のブックフェアで、イタリアから11人の作家が台湾を訪れ、交流を行うと説明した。彼らの作品を紹介すると共に、欧州全体の文化遺産をアピールできるよう望んでいる。
 
開幕式では、注目のブックフェア大賞および金蝶賞の受賞式も行われ、頼総統によって賞が授与された。すべての受賞者が一堂に会し、自ら賞を受け取ったことは、これらの賞が、いかに重視されているかを示すもので、共に喜びを分かち合った。総統就任後、初めてブックフェアに参加した頼総統は、開幕式の後、テーマ国イタリアのパビリオン、文芸書、国立台湾大学出版中心、人文書、台湾漫画などの展示エリアを参観し、出版業界への支援を行動で示した。

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