台湾文化センターの曽鈐龍主任は、許家維さんの出展作品について、「最新のAI(人工知能)技術とVR(仮想現実)アートを融合させたもの。小さな半導体チップから、無限の想像力を喚起している。台湾の文化が直面している困難を表しているようでもある。文化部は、種々の困難を克服し、多彩で革新的な手法を通じて、台湾の芸術を世界に伝えたいと考えている」と説明した。
企画展には、米国、日本、韓国などの12人のアーティストが招きを受けて出展している。会期は6月8日まで。展示作品はいずれも、ゲームエンジン、AI、VRを融合した現代アート作品で、仮想空間にビッグデータを反映させ、最先端の革新的なアートとイメージング技術を駆使している。ビッグAI時代の到来に際して、アートの多種多様な可能性を刺激するよう期待が持たれる。
台湾文化センターは、日本の有名美術館との協力プラットフォームを定着させ、台湾と日本の良好な関係に基づき、日本の各分野の美術館とさらなる連携を進める考えだ。台湾のパフォーマンスグループの露出機会を拡大し、台日の共創・共有を目指す。歴史的経緯と文化的側面を持つ日本における台湾文化拠点を構築して、日本が「至る所に台湾文化、毎日が台湾文化の日」となるよう、台湾文化の主体性と豊かで生命力にあふれた文化をアピールする狙いだ。
「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」企画展の詳細は森美術館のホームページを参照のこと。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/machine_love/index.html