内政部によると、台湾全土で緊急性の高い救助要請件数が年々増加する中、先進的な救助資機材、教育訓練、人工知能(AI)技術の導入を通じて、病院前救急診療の効率と安全性を向上し、救急患者の生存率を高めることが重要な課題となっている。その中で、消防署が推進する「ワンストップ緊急救助推進計画」は、国家発展委員会による第7回「政府サービス賞」を受賞しただけでなく、今回、AAEMSの機関賞にも選ばれた。
内政部は、「今回、消防署は代表者をタイ・ホアヒンに派遣して賞を受け取った。これはプロジェクトの成果が認められただけでなく、消防署、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)、国家災害防救科技中心(NCDR)の共同協力の成果でもある。機関間の協力を通じて、台湾全土の22県・市消防局と10のEMSシステムを統合し、完全な救助データ交換プラットフォームを確立している。これによって、EMSをよりタイムリーかつ正確にし、台湾の救助サービスの全体的な品質を向上させることに成功した。同時に、AAEMSの緊急救助コンテストが開催され、6カ国から13チームが参加した。台湾は4つの直轄市(北部の新北市と桃園市、南部の台南市と高雄市)がチームを結成して参加した。7人の国際審査員による審査の結果、『新北市ーC3H6N6』が優勝、『台南ーTainan Pro Go』が3位を獲得し、台湾の救助能力の高さが証明された」と説明した。