2025/06/26

Taiwan Today

文化・社会

国際教育で台日連携、台湾の「高級中等以下学校国際教育交流聯盟」と静岡県がMOU

2025/03/13
台湾の「高級中等以下学校国際教育交流聯盟」の副会長を兼務する教育部国民及学前教育署の彭富源署長(中央)はこのほど、静岡県教育委員会の池上重弘教育長(右)、体育文化観光部の都築直哉部長(左)と3者間の「教育交流に関する協力覚書(MOU)」を締結した。(教育部)
教育部は12日、台湾の「高級中等以下学校国際教育交流聯盟」の副会長を兼務する教育部国民及学前教育署の彭富源署長が今年2月19日、静岡県教育委員会の池上重弘教育長、体育文化観光部の都築直哉部長と3者間の「教育交流に関する協力覚書(MOU)」を締結したことを明らかにした。締結式は日本で行われた。
 
教育部によると、このMOUは交流の強化と、台湾と静岡県の生徒及び教職員らの友好関係の確立を目指すもの。双方の生徒の視野を広げ、異文化理解を深め、ひいては学校間の姉妹協定締結などを促進する。
 
日本側の統計によると、静岡県では2024年、海外からの教育旅行の受け入れが70件に上り、そのうち約30%は台湾からのものだった。教育部国民及学前教育署の彭富源署長はMOU締結後、静岡県の鈴木康友知事を表敬訪問したが、その際、鈴木知事からも今回のMOU締結が双方の連携を深め、教育、文化、観光等の分野で緊密に協力し、より良い未来へまい進していきたいと期待を寄せられたという。
 
教育部の統計によると、2024年、台湾では合計241か所の小中学校が日本の学校と実質的な交流を行い、1万4,232人の児童・教員らが参加した。また、現在のところ日本の290の学校が台湾の学校と姉妹協定を結んでいる。これは、国際姉妹協定としてはトップで、日本と台湾の教育分野での交流が活発なことを示している。
 

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