2025/06/26

Taiwan Today

文化・社会

今年は「欧州台湾文化年」、外交部の林佳龍部長がロゴなど発表

2025/06/23
外交部の林佳龍部長(外相)は19日、チェコ、フランス、ドイツ、オランダなどから招へいした記者団(欧州各国の芸術・文化分野のジャーナリストを対象)とともに、台湾のオリジナルミュージカル『熱蘭遮:刺桐花開時』(仮訳:ゼーランディア:デイゴが咲くとき)のリハーサルを視察するとともに、古代ローマの建造物を連想させるイラストに「Taiwan」の英文字や半導体チップの要素を融合させた「2025欧州台湾文化年」のロゴマークを公開した。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は19日、チェコ、フランス、ドイツ、オランダなどから招へいした記者団(欧州各国の芸術・文化分野のジャーナリストを対象)とともに、台湾のオリジナルミュージカル『熱蘭遮:刺桐花開時』(仮訳:ゼーランディア:デイゴが咲くとき)のリハーサルを視察し、出演者と交流を深めた。このミュージカルは、17世紀にオランダ人が台南に建設した「熱蘭遮城」(ゼーランディア城)を舞台に、漢民族、シラヤ族(台湾の先住民族)、オランダ人など多様な文化が交錯する物語を通して、台湾とヨーロッパの歴史上や文化上の深い関わりを表現するもの。外交部と文化部は今年を「2025欧州台湾文化年」と銘打ち、欧州各国で一連の文化イベントを実施する。林部長はこれを踏まえ、「欧州各国で、科学技術だけではない台湾の多様な姿を紹介したい」と意気込みを語った。
 
外交部と文化部、それに故宮博物院などは今年を「欧州台湾文化年」と銘打ち、9月にチェコで、11月にフランスで故宮展を開催する。また、欧州各国で台湾の芸術・文化イベントを開催することで欧州の人々に台湾が持つ文化的魅力を知ってもらうことを目指す。
 
林部長は記者団に対し、「台湾は科学技術の島であると同時に文化の島でもある。台湾が豊かな文化財とイノベーティブな精神を持ち合わせていることを知ってもらいたい」と述べ、これこそが「2025欧州台湾文化年」の核心を占めるメッセージだと説明した。林部長はこの日、「2025欧州台湾文化年」のスローガンを「From Tech to Culture, Taiwan Leads the Future!」とすることを明らかにしたほか、古代ローマの建造物を連想させるイラストに「Taiwan」の英文字や半導体チップの要素を融合させたロゴマークも公開した。
 
会場では出演者のリードにより、林部長と訪問団のジャーナリストたちが台湾の先住民族、シラヤ族の古い歌謡の一節を一緒に歌い、台湾文化の魅力を体感するというシーンも見られた。
 
このミュージカルは6月20日から29日まで台北表演芸術中心(台北パフォーミングアーツセンター)で上演されている。
 

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