2025/08/03

Taiwan Today

文化・社会

台湾・チェコ高等教育フォーラムが台北で初開催

2025/07/22
台湾とチェコとの間における高等教育分野での協力や交流を深め、双方の学術パートナーシップ関係を構築するため、「台湾・チェコ高等教育フォーラム」が台北で初開催され、チェコの大学17校、台湾の高等教育機関50校超の学長、副学長および国際事務責任者が参加した。(教育部)
教育部は21日、高等教育におけるチェコとの協力や交流を深め、双方の学術パートナーシップ関係を構築するため、財団法人高等教育国際協力基金会を通じ「台湾・チェコ高等教育フォーラム」を開催した。チェコの大学17校、台湾の高等教育機関50校以上の学長、副学長および国際事務責任者が参加し、今後の両国の教育分野における協力について交流した。

教育部によると、チェコからは、チェコ国立国際教育研究庁ディレクターのミヒャエル・ウール氏、メンデル大学、パラツキー大学などの7大学の学長及び17校の国際事務責任者36人が来台、駐台湾チェコ代表(大使に相当)のダヴィド・シュタインケ氏も出席し、同国の台湾との協力に対する高い関心がうかがえるものとなった。台湾からは、50校以上の大学関係者約80人が出席した。

教育部国際・両岸教育司の李毓娟司長は、開幕のあいさつで、今回のフォーラムは台湾とチェコによる初の高等教育フォーラムであり、双方が教育分野の交流を制度化する重要な道筋をつけるものとなったと述べた。両国の間では今年までに高等教育機関により学術交流協定が255件交わされ、最も初期のものでは1991年に遡るという。また、台湾では約240人のチェコ人学生が学び、チェコへは343人の台湾学生が留学している。さらに、台湾大学学術連盟の12校とチェコ大学連盟14校は2024年に覚書を締結している。

フォーラムでは、国際的な産学連携によるグローバル人材の育成、両国間の協力の成果の振り返り、高等教育の現況・政策紹介、今後の協力機会など多岐にわたるトピックが取り上げられた。このほか、一対一の交流の機会が設けられ、双方の学校が個別に潜在的な協力相手と対話し、提携の可能性を協議する場が提供された。

教育部は、本フォーラムの開催について、これは両国の教育分野における深い友情を象徴するものであり、国際的視野と学際的能力を備えた人材育成を目指し、両国の高等教育体制に活力をもたらし、新たな連携の扉を開く契機となるものだと成果を説明した。

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