2025/08/04

Taiwan Today

文化・社会

「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」がいよいよスタート、まずは台湾絵本のイベントから

2025/08/01
文化部は8月2日から、大阪・関西万博が開かれている大阪市内で大規模な台湾文化イベント「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」を展開する。正式な開催に先駆け、きょう(8月1日)から台湾絵本の展示「台湾絵本、佮意啦(がーいーらー)!」が「こども本の森 中之島」でスタートした。厳選した絵本50冊を紹介している。(文化部)
キュレーターの蘇懿禎氏。(文化部)
文化部は8月2日から、大阪・関西万博が開かれている大阪市内で大規模な台湾文化イベント「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」を展開する。正式な開催に先駆け、きょう(8月1日)から台湾絵本の展示「台湾絵本、佮意啦(がーいーらー)!」がスタートした。展示されているのは、著名な建築家・安藤忠雄氏が設計し、大阪市へ寄贈した「こども本の森 中之島」だ。台湾先住民、台湾の民間伝承、台湾の暮らし、台湾の食文化、台湾の宗教、台湾の芸術と工芸、台湾の自然という7つのテーマの下、厳選した50冊の絵本を紹介。視覚・聴覚・ストーリーテリングの融合により、読者が台湾文化の持つ多様性とオリジナリティを体感できる内容となっている。
 
キュレーターの蘇懿禎氏は、「台湾は多様な文化が交わり、融合する島だ。ここでは先住民族の知恵が継承され、閩南(ビンナン)や客家(ハッカ)の移民たちが彼らの暮らしや信仰を持ち込んだ。日本統治時代には近代化の影響や言語の変遷を経験した。こうして、自由でしなやかな社会が育まれた」と説明。この展示ではそんな台湾の姿を、例えば台湾先住民の文化を描いた『我的獵人爺爺:達駭黒熊』や、乾物街である迪化街を舞台にした『爸爸小時候:第一次逛迪化街』などの絵本を通して多角的に知ることができるようになっている。蘇懿禎氏は「ページをめくるたびに、この土地が蓄積してきた文化的資産と生命力を感じることができるだろう」と述べている。なお、このイベントは「こども本の森・中之島」公式サイト(https://kodomohonnomori.osaka/)より入館の申し込みが必要となっている。
 
また、2日からは「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」が正式にスタートする。オンライン、VS.(グラングリーン大阪)、大阪市中央公会堂、中之島エリアを舞台に、台湾と日本から38組、545名以上のアーティストが集い、129回の公演と行うほか、週末にはマーケットを出して来場者を迎える。プログラムの詳細は公式サイトを参照のこと。
 
We TAIWAN台湾文化in大阪・関西万博
日程:2025年8月2日(土)~8月20日(水)、8月26日(火)~8月28日(木)
会場:オンライン、VS.(グラングリーン大阪)、大阪市中央公会堂、中之島
公式サイト:https://wetaiwan.tw
X:https://x.com/wetaiwan_tw
インスタグラム:https://www.instagram.com/wetaiwan.tw/
LINE:https://lin.ee/GwlNGiT
 

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