夜にはVS.で開幕を祝うオープニングナイトが行われ、文化部の王時思政務次長(=副大臣)、李逸洋駐日代表、日本台湾交流協会の隅修三会長、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会広報・プロモーション局海外コミュニケーション部の吉村佐知子部長のほか、日本の政界、在台の台湾人団体、文化関係者など150名以上が出席した。また、文化部の李遠部長(文化相)や超党派議員連盟「日華議員懇談会」会長の古屋圭司衆議院議員などがビデオメッセージを寄せた。また、台湾の漫才コンビ「達康.come」と、「よしもと台湾住みます芸人」として台湾在住10年になる日本の漫才コンビ「漫才少爺(漫才ボンボン)」が登場し、中国語と日本語を駆使した言葉遊びやダジャレなど、バイリンガルならではのコラボ漫才で会場を盛り上げた。
文化部の李遠部張はビデオメッセージを通じて、イベントの開催が実現したことに感謝し、このイベントの準備に非常に長い時間を費やしたこと、その過程で台湾と日本の間にある友情と善意を十分に実感したことなどを振り返った。そして、「台湾と日本はかつて歴史的なつながりがあった。今回は手と手を取り合って、大阪・関西万博を舞台に台湾文化を発信する舞台を共につくり上げることができた。これは非常に意義深いことだ。日本の人々が台湾に寄せる関心と支援の温もりは、海を越えて台湾の人々の心に届いている」と感謝した。
李遠部長はその上で、「We TAIWAN」は台湾で最も伝統的なものから、最先端テクノロジー、そして最も創造性あふれるコンテンツを一堂に集めたものであり、それは可愛らしいマスコット「a-We」(アウィー)が象徴するように、小さな台湾が多様な文化を包み込み、受け入れる姿を世界に示すものだと説明。「この文化のイベントはすでに始まっている。台湾では喜ばしいことがあるときによく言う言葉に『楼上揪楼下、厝辺揪隔壁(上の階も下の階も、隣近所の人たちもみんな一緒に楽しもう)』というものがある。この言葉のように、日本や世界中の皆さんに『We TAIWANにぜひ遊びに来てください』と呼びかけたい」と述べた。そして李遠部長が最後に「アウィー!」と呼びかけると、会場からも「アウィー!」と呼応する声が響き渡った。
We TAIWAN台湾文化in大阪・関西万博
日程:2025年8月2日(土)~8月20日(水)
会場:オンライン、VS.(グラングリーン大阪)、大阪市中央公会堂、中之島
公式サイト:https://wetaiwan.tw
X:https://x.com/wetaiwan_tw
インスタグラム:https://www.instagram.com/wetaiwan.tw/
LINE:https://lin.ee/GwlNGiT
島嶼之聲—廟埕前的謝神戯(廟前の感謝の舞台)
日程:2025年8月26日(火)~8月28日(木)
会場:夢洲の大阪・関西万博会場内「ポップアップステージ北」
※入場無料(ただし大阪・関西万博の入場チケットが必要)