2025/05/18

Taiwan Today

文化・社会

ホウ・シャオシェン監督らに総統文化奨

2011/08/04
ホウ・シャオシェン監督は近年、日本やフランスとの合作映画など国際的な活躍も目立つ。『悲情城市』は1989年にベネチア映画祭でグランプリを受賞した。(中央社)
中華文化総会は3日、第6回総統文化奨「文芸奨」をホウ・シャオシェン氏、「創意奨」をリー・リエ女史に贈ると発表した。二世代の映画人が同時に総統文化奨を受賞したことで、台湾映画の近年の充実ぶりが印象付けられた。 ホウ・シャオシェン監督について中華文化総会は、「1983年から『台湾ニューウェーブ』と呼ばれる映画ブームを巻き起こした。その後は『風櫃から来た人』、『悲情城市』などで国際的な映画祭で幾度も受賞するなど、世界の映画界における台湾映画の象徴的な人物となり、台湾映画界の優れた手本として後進を鼓舞した」と評価。2005年には国家文芸奨も受賞しているホウ監督は、台湾の映画スタイルと映画産業全体に大きな影響力を持つ。 中華文化総会は、女優からプロデューサーに転身したリー・リエ女史については、「過去3年来、『Orz ボーイズ!』、『モンガに散る』、『JUMP A SHIN!』(8/12公開)など異なるジャンルの作品で台湾の青少年問題に切り込んだ。政府の補助金に頼らず、数十年来の映画製作モデルを改革、独創的な方式で商業映画の新たなビジネスモデルを創り出した」と説明した。昨年末の台湾のアカデミー賞、金馬奨での「年間傑出映画人賞」も受賞している。

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