2025/05/12

Taiwan Today

文化・社会

ワンクリックで地球の生命の窓が開く-台湾生命大百科

2013/11/15
「台湾生命大百科」では、台湾の生物に関する豊富なデータが手軽に閲覧できる。(台湾生命大百科サイトより)
行政院農業委員会林務局(日本の林野庁に相当)は2011年6月、中央研究院と共同で、「台湾生命大百科計画」(TaiEOL)を発起、積極的にEOL(Encyclopedia of Life)との連携を図り、中央研究院は2012年、TaiEOLの名義で正式にEOL事務局と契約し、EOLの世界で16番目のパートナーとなった。中国語繁体字版のウェブサイトも今年10月に正式に運営を開始。世界のネットユーザーはEOLのポータルサイトを通して、台湾の生物の美しさを目にすることが出来るようになった。

TaiEOLウェブサイトの開設は、台湾の生物の多様性に関する科学普及情報を流通させる統一の窓口を提供する。これにより、一般大衆及び研究者は生物の学名や中国語名、俗称を用いて、台湾の出版物やウェブサイト上に掲載されている、その生物に関する情報を検索することが可能となる。利用者は、非営利目的使用(NC)、著作権者表示(BY)もしくは、元になった作品のライセンスを継承させた上での頒布(SA)を加えるなどのルールを守れば、TaiEOLウェブサイトの豊富な画像や文献データを安心して使用できる。

2013年末までで、TaiEOLは維管束植物4500種、魚類2750種、両棲爬虫類133種、鳥類561種、哺乳類97種、昆虫2900種、さんご200種、クモ130種、その他の動物1800種の、合計1万3000種近い生物の解説と写真資料が収録されており、TaiEOLウェブサイト(http://eol.taibif.tw/)で検索できる。

 

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