2025/07/21

Taiwan Today

文化・社会

散策先の歴史を知ろう、旅の味わい深めるアプリがリリース

2014/03/21
文化遺産や史跡にまつわる物語6,000件が蓄積されたモバイルデバイス向けアプリ「文化歴史モバイルガイドサービスプラットフォーム」は、散策先で現在の様子を過去と比べてみたり、バーチャルな観光をしたりすることで、街の散策に奥行きが増す。写真は開発した国立成功大学の黄崇明・特聘教授(右)。(国立成功大学ニュースリリースより)
台湾南部の台南市に位置する、国立成功大学情報工学科の黄崇明・特聘教授(Distinguished Professor)が開発したモバイルデバイス向けアプリがこのほどリリースされた。このアプリは「文化歴史モバイルガイドサービスプラットフォーム(Demodulating and Encoding Heritage、DEH)」のタイトルで、中華電信のクラウドコンピューティングサービスhicloud CaaSを利用している。サイトを訪問した上で登録するか、またはアプリを無料ダウンロードすることで利用でき、行く先々の歴史を紹介してくれる。

このプラットフォームには現在、文化遺産や史跡にまつわる物語6,000件が蓄積されている。史跡として現在、保存されていないところも一部紹介している。例えば、改築前の台湾鉄道旧台北駅などは、プラットフォーム上にかつての写真が保存されている。現在の様子を過去と比べてみたり、バーチャルな観光をしたりすることで、街の散策に奥行きが増す。

アプリ利用に当たっては、ユーザー登録してインターネットに接続、GPS機能を起動させ現在位置を確認すると、行きたいスポットの写真や歴史を表示することができる。同時に、近くのスポットなどの情報も提供してくれる。散策する前にサイトでユーザー登録し、計画的に散策ルートを練ることもできる。

このアプリは、インターネットと文化・歴史をつなぎ、デジタル化を通じて、文化・歴史をデータベース保存に適したコンテンツに整理。情報技術(IT)の発展と文化・歴史、そして発展した台湾の観光産業を活用、さらに無線LANネットワークとサービス業などを結び付けるものとなっている。

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