経済部(日本の経産省に相当)統計処がこのほど台湾における眼鏡産業の生産額を発表した。それによると、昨年(2017年)の1月から10月までのコンタクトレンズの生産額は167億台湾元(約635億日本円)。前年同期比で30%を超えるプラスで、すでに2016年の年間生産額を上回った。市場の流行に合わせた商品の投入と、高齢者市場の開拓で、昨年の年間生産額は200億台湾元(約760億日本円)を突破したものと見られている。
2016年の眼鏡産業全体の生産額は287億台湾元(約1,091億日本円)で、当時としては過去最高だった。その50%以上がコンタクトレンズで、生産額は161億台湾元(約612億日本円)に達した。コンタクトレンズは2017年、200億台湾元を超えるものと見られ、眼鏡産業全体では300億台湾元(約1,140億日本円)を突破し、過去最高を更新する見通し。
2017年の眼鏡産業全体の生産額は1月から10月までですでに280億台湾元(約1,064億日本円)に達しており、前年同期比で20%以上成長。2016年の年間生産額に迫っている。コンタクトレンズはそのうち167億台湾元で前年同期比30%超のプラス。2016年の年間生産額をすでに上回っており、過去最高となる。
眼鏡産業の成長を主に支えているのはコンタクトレンズ。製造業者が直接海外に販売する直接輸出率は75%に達する。2017年の1月から11月までの輸出額は3億3,000万米ドルで前年同期比24%の増。日本向け輸出が65.8%で最大。次いで中国大陸向けが16.2%。また、米国では台湾製の使い捨てコンタクトレンズの普及率が高まり、前年比で5.5倍以上に成長しているという。