2025/06/06

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経済

台湾Gogoroのスクーターシェアサービス、日本とスペインに上陸

2018/02/05
台湾のGogoroは2月から石垣島でスクーターシェアリングサービスを開始、交換式バッテリー用充電ステーションも4カ所設置し、利用者自らがバッテリーの交換もできる。地元住民や観光客の新たな交通手段となるよう期待が持たれる。(Gogoro公式サイトより)
台湾のスマート電動スクーターメーカーGogoro(ゴゴロ、睿能創意股份有限公司、Gogoro Inc.)は、ドイツ・ベルリンやフランス・パリにおいて同社が手がけるスクーターシェアリングサービスが好評なことを受けて、日本とスペインでも同サービスを展開していく考えを明らかにした。
 
Gogoroによると、スペインは、ドイツのボッシュ・グループ(BOSCH)傘下のCOUP社と提携してスクーターシェアリングサービスを展開する欧州3か国目の国となった。計画では、スペイン・マドリードに、今年の夏、100台以上の電動スクーター『Gogoro 2』を投入する。Gogoroはまた、日本の石垣島で展開するスクーターシェアリングサービス「GoShare」も含め、今年中には海外で4,000台以上の電動スクーターを投入する計画だ。
 
Gogoroの創設者でもある陸学森CEOは、COUP社や日本の住友商事など海外の二大企業からの支持を受け、さらに多くの都市で交通渋滞の緩和や再生可能エネルギーの利用を広めていきたいとの意気込みを語った。
 
Gogoroによると、2月から石垣島でスクーターシェアリングサービスを開始し、交換式バッテリー用充電ステーションも4カ所設置し、石垣島を一周できるだけの十分な電力を供給するとしている。また、石垣島は、Gogoroにとって海外で初めて、利用者自らがバッテリーの交換ができる都市で、地元住民や観光客の新たな交通手段となるよう期待が持たれる。
 
COUP社との提携で展開するスクーターシェアリングサービスは、マドリード市内中心部の指定区域で開始する。利用者は、COUP社がサービスを展開する指定駐車区間にレンタルしたスクーターを駐車することができる。法定年齢に達し、かつ小型車免許(日本の中型免許に相当)あるいは国際運転免許証を所持していれば誰でも利用できる。

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