2025/04/28

Taiwan Today

経済

台湾製エコ素材、サッカーW杯16か国がユニフォームに使用

2018/07/09
2018FIFAワールドカップでは、出場国の半数にあたる16か国で台湾製のエコ素材を使ったユニフォームが着用され、台湾の存在をアピールしている。 (中央社)
4強が出そろいますます盛り上がりをみせるロシアで開催中の2018FIFAワールドカップ 。台湾選手は出場していないが、別の分野でその存在感を放っている。
 
ブラジルで行われた前大会の2014FIFAワールドカップでは、当時の海外メディアの報道によると、出場した10か国が台湾製のエコユニフォーム(使用済みのペットボトルで製造したエコヤーン使用)を着用していた。当時、「台湾はFIFAワールドカップで優勝した。しかしそれはサッカー場ではなく、更衣室でのことだ」と報道され、台湾のエコユニフォームが大きな賞賛を受けた。
 
行政院環境保護署(環保署、日本の環境庁に相当)のデータによると、2018 FIFAワールドカップロシア大会の出場国は32か国、そのうち半数にあたる16か国の代表選手が台湾のエコヤーンをユニフォームに採用していたという。前回の大会から6か国も増えたことになる。
 
台湾製のエコユニフォームを着用した16か国は、アディダスがスポンサーとなったベルギー、アルゼンチン、コロンビア、エジプト、ドイツ、イラン、日本、メキシコ、モロッコ、スウェーデン、スペイン、ロシア。そしてナイキがスポンサーとなったイングランド、ブラジル、ポルトガル、サウジアラビア。
 
ナイキがスポンサーの4か国のユニフォームは台湾で製造されたもの。アディダスがスポンサーの12か国のユニフォームは台湾製ではないが、素材は台湾で製造されたエコヤーンが使用され、他国で製造された。

イングランドは7日に28年ぶりにワールドカップ4強入りを果たした。これを受けて英国在台湾弁事処(台湾におけるイギリス大使館に相当)はFacebook上に、イングランドの選手が着用している台湾製ユニフォームは速乾作用が高いとして、台湾の繊維技術を称賛した。また、「台湾の繊維・製靴技術は国際的に有名だ。イングランドサッカーチームのユニフォームは、台湾の繊維産業が回収した使用済みペットボトルを利用して製造したエコヤーンで作られたハイテク製品だ。さらに縫い目のないシームレス加工が施され、肌への摩擦も最低限に抑えられている。これでユニフォームを着用している選手のパフォーマンスも向上される」と発表した。

 

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