2025/06/14

Taiwan Today

経済

台湾とポーランド、経済・貿易協力の促進でMOU調印

2018/09/12
台湾とポーランドは11日、事務次官レベルの二国間協議である第8回「台湾ポーランド経済協議)」と「台湾ポーランド投資フォーラム」を開催した。写真は会議の出席者。(経済部)
台湾とポーランドは11日、事務次官レベルの二国間協議である第8回「台湾ポーランド経済協議(The 8th Taiwan-Poland Economic Consultations)」と「台湾ポーランド投資フォーラム」を開催した。経済部(日本の経済産業省に相当)の龔明鑫政務次長(=副大臣)と、ポーランド企業・技術省のTadeusz Koscinski副大臣が会議に臨んだ。
 
龔明鑫政務次長によると、台湾の台湾電力公司とポーランドの研究機関が循環型経済の技術提携で交流を進めているほか、ポーランドの技術研究機関であるPolish Center for Technology Development (PORT)と台湾の財団法人工業技術研究院(ITRI)がこの日、新技術の研究・開発分野で協力することで一致した。ポーランド側は12日に工業技術研究院を訪問し、具体的な協力項目について検討した。
 
また、台湾の投資窓口である投資台湾事務所(InvesTaiwan)とポーランド投資・貿易庁(PAIH)が同日、双方の投資促進を盛り込んだMOUに調印した。ポーランド政府は、経済・貿易分野での台湾との二国間協力に前向きな姿勢を示しており、このMOU調印を通して協力のメカニズムを確立したい考え。これにより、双方の企業は相手国の発展状況についての理解がより容易になり、龔明鑫政務次長は「協力のチャンスも自然と生まれるだろう」と期待を寄せた。
 
さらに、これまでポーランド政府の台湾における出先機関としてはポーランド台北弁事処があったが、これに加えてポーランド投資・貿易庁の台北事務所となる波蘭投資貿易台北弁事処が11日、正式に開所した。台湾市場を重視するポーランド政府の立場を示すものとなった。
 
ポーランド投資・貿易庁はさらに、この日開催された「台湾ポーランド投資フォーラム」において、台北市進出口商業同業公会(台北市内における輸出入業者の同業者組合)ともMOUに調印した。
 

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