米Googleが3日、台湾における「Google Playベストオブ2018」を発表、「最優秀アプリ」に26のアプリ、「最優秀ゲーム」に26のゲームアプリ、「年間最優秀書籍」に50の書籍、「最優秀映画」に50作品、「最優秀漫画」に30作品が選ばれた。
「Google Play ベストオブ2018」は国別に発表されており、台湾の個人開発者(インディー)が開発した集中力養成アプリ、「Forest専注森林」はカナダ、メキシコ、ブラジル、フランス、ロシア、日本、韓国、インドネシア、タイの9カ国で「自己改善部門賞」に選ばれるという、台湾の開発者にとっての新記録を打ち立てた。
「Forest 専注森林(集中力の森)」はゲーム形式でスマートフォン依存を解消し、ユーザーが集中して物事にあたる習慣を身に着けるのをサポートすると共に、デジタル技術を健全に使用する必要性を喚起する。また、同アプリは植林団体の「ツリー・フォー・ザ・フューチャー(Tree for the Future)」と提携して植樹活動を実施。各国で植えた樹は34万本を超えるという。ヴァーチャルな「植樹」による環境保全の概念を現実社会に持ち込んだわけで、デジタルライフと環境のいずれの面でも社会に対する前向きな影響力を発揮している。
台湾での「Google Play ベストオブ2018」のうち、今年受賞した台湾のオリジナル作品はアプリ、ゲームアプリのいずれにおいてもその多くが10人以下の小規模な開発チームによるもの。「最優秀アプリ」の「エンターテイメント部門賞」に選ばれた、気軽に新たな友人との出会いが出来るというアプリ「Cheers匿名聊天交友app軟体終結単身乾杯!(匿名でのチャットアプリで独身に決別)」や、「隠れた名作部門賞」に選出された財テクアプリの「存銭神器-操作容易 無痛儲蓄(貯金の神器-簡単操作で痛みの伴わない貯蓄)」、並びに匿名で顔を見せる必要がない音声社交ソフトの「MonChats従遇見聲音開始隱私交友App(声から始まるプライベートな出会いアプリ)」などはいずれもそうしたケース。
また、「最優秀ゲームアプリ」のうち「インディー部門賞」に選ばれた台湾のオリジナル作品、「推来推去(プッシュ&ポップ)」及び「永恒的賽妮亜-雨後的紫陽花(エターナル・セニア-雨後の紫陽花)」の開発チームは1人からスタートしたという。