イギリスの不動産コンサルティング会社であるナイトフランクが発表した2019年版『ウェルスレポート』によると、昨年の時点で個人の保有資産3,000万米ドル以上(不動産を除く)の超富裕層は全世界で19万8,342人おり、対前年比3.7%増加となった。超富裕層が最も多いのは米国の4万7,127人で、次が日本の1万8,534人。中国大陸は9,953人で世界5位、台湾は対前年比4%増加の1,781人で世界19位、となった。
超富裕層を都市別に見ると、世界で最も超富裕層が多く住む都市は英ロンドンで4,944人。台湾北部・台北市は1,519人で、世界ランキングは第11位だった。また、上位10都市のうち6都市をアジアが占めた。内訳は東京、シンガポール、香港、北京、ソウル、大阪だった。
超富裕層人口密度(人口10万人当たりに占める超富裕層)を見ると、スイスのジュネーブが675人でトップだった。台北市は57人で、世界15位となった。アジアでは日本の大阪に続く2位だった。